あらすじ
プライベートアクトレスの志緒。個人的依頼を受け、希望される役を演じるのがその仕事だ。今回の役は花嫁。依頼人・松村宏伸は、病気になった母を安心させるため、擬装結婚したいというのだ。ところがその母親というのは、大女優の松村春子だった!さすがの志緒も緊張気味。二人は松村邸に挨拶にいくが、春子はどうも花嫁を歓迎していない雰囲気。おまけに、志緒の頭上に彫像が落ちてきたり、ドレスに針が仕込まれていたりと、不可解な出来事が次々に起こる。まるでヒチコックの映画さながら、誰かがねらっているかのよう・・そして結婚式当日。嵐に見舞われた教会周囲の崖が崩れ、なんと宏伸の、元婚約者の死体が現れた…・・●収録作品P.A.
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匿名
男
母に新しい恋人、しかも20は年下の男。が、ある現場で偶然男を見かけると。。
子供の頃、良く読んでいた作家さん。このマンガも全巻持っていたが、最後どんな終わりかただったか。。
匿名
二巻目
個人の依頼を受けてその依頼主が希望する人物を演じるプライベートアクトレス(PA)という仕事をしている小早川志緒はその日、ある男性の依頼を受けて彼の婚約者を演じ義母になる人に会いに行った。
しかしそのお宅で志緒に度々危機が迫るが……。
演技力はある売れっ子だがナマイキで性格が悪い子役の結城このみの父親とその再婚相手であるマネージャーの関という女性から依頼を受けた志緒は父親の再婚に反対しているこのみが最近テレビの霊能者にはまっていて死んだママの幽霊がOKと言えば再婚してもいいというので霊能者のフリをしてほしいと言われたが……。
近くの男子校との交流会で見かけたオタク男子が、女優として活躍する母親の新しい年下の恋人だと知った志緒は彼の素性を探るが……。
依頼を通して様々な人生が見えてくるお話だった。
Posted by ブクログ
「ウエディングはヒチコック風」
病気の母親を安心させるために婚約者役を頼まれた志緒。あいかわらずいい男には弱いのですね(笑)。前の婚約者が失踪中という事実を知りながらも行ってしまうところは志緒らしいというか。事務所に来る人はせっぱつまっているとはいうものの、どんな人の力にもなってあげるのはやっぱり優しい&人を信じようとしているからなのでしょう。
それにしてもとんでもない役を引き受けてしまいましたね。襲われても演技できるのは本当にすごいと思います。いくら演技でも結婚式は一生に一度がいいです。
私なら殺されそうになったらウソだと告白してしまいそうですが、何かあると気がつき、それが何か知りたかったのでしょうか?
“やられたわ、天才ね”松村春子先生のこの言葉は本物だと思います。まあ、今回は引き出してもらった部分もあったのでしょうが…。
とにかく2人とも凄い!松村先生の、そこまでして息子を守りたいと思う姿も切ないです。
「ルノアールのささやく日」
再婚を認めさせるため、霊能者になる志緒。この話の志緒って、最初からこのみの味方っていう気が…。確かに子供のことを本当に思っているのなら下手な小細工はしないでしょう。
ほっとけなくて引きうけるのって志緒らしくていいです。でも、母親だったらあの女には会いたくないだろうな〜という解釈はその通りだと思います。さすが! 完全に演じきっているって感じですね。このみと話す会話は志緒が母親と話したかったことなのかな?
このみちゃんも優しくされたかったんでしょうね。私も関さん好きじゃありません。
確かに今回のP.A.は1歩間違えば恐ろしいかも…志緒はすっかりお母さんですね。
関さんが母親ではそりゃかわいそうでしょう。信じていた人に裏切られたら痛いと思います。のりうつってなかったら志緒はあの場をどう乗り切っていたのでしょう? ちょっと興味がありますが、ハッピーエンドでよかったです。
「ナイチンゲールはどこへ行った」(前編・後編)
母親の噂の相手を見るためにエキストラをする志緒。ついに知臣登場です! 見てくれと言っているような演技をしていることに気付いていなかったんですね。演じることは楽しいとは思っていたのでしょうが…。
でも、人に自分のことを見透かされるのって嫌ですよね。あんな志緒は初めて見ました。
それにしても知臣も危ない橋を渡りますね。志緒が助けなかったらどうするつもりだったのだろう? やっぱり志緒はほっとけないのね(笑)。
知臣ったら力づくですかい!? いきなり好きになったなんてキザすぎるし、信用できないでしょう。でも、家の事情を話すってことは心を許しているってことなのでしょうね。自分の秘密を共有できる人ってやっぱりいいです。
それにしても本当に男に甘い!なんだか、母親の恋人と知って好きになっていく志緒はかわいい。
カメラテストのシーンはまさに揺れる志緒の心境そのものですね。
いつも冷静なのに、知臣に裏切られたと思った時の行動は新鮮です。好きじゃないと言い聞かせるあたりが…。
芝居だと見抜けないほどホレちゃってたのね。でも、本当のことを話してくれたらそりゃもう、嬉しいでしょう。
本当に唯一心を許せる相手ができたみたいで嬉しいです。自分の生い立ちを知った時、知臣も傷ついたんでしょうか?
ヒロインと似たようなタイプの男の子が登場、二人がくっつくのはすごく自然な気がするけれど、ストーリーとしてはどこへ行くのかなって思います。