あらすじ
「キャリアセンターは素人集団?」「企業が求める個性って?」「就活生の親にかかるプレッシャーとは何か?」「就職ポータルサイトの功罪とは?」などなど、豊富な体験を通じて明かされる就活事情。学生から人事担当者まで幅広い層と触れ合う機会の多いキャリアセンターだからこそ把握している幾多の情報をここにぶっちゃける!
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Posted by ブクログ
これは賛否両論あるだろうな・・・
今までみんな分かっていながら誰も書かなかったみたいな.
最初は「うんうん,わかるわかる」と笑える話として読み進めたが,最終的には,大学教員であり大学生の父親でもある私にとって,すぐにでも具体的に取り組むことができる指南のようなものも多数あり,非常に満足だった.
どう行動するかが問題ではあるが.
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これは面白かった。自分も、この5年間進路・就職委員として関わってきたが、何か違和感を覚えてきたものがスッキリした。進路・就職の事務局の人も、教員も、大学生を抱える親御さんも是非読んで欲しい本である。
大学の進路・就職状況のセンターのキャリアカウンセラーになろうと思っている人も読んで欲しい。いや、一番読んで欲しいのは、文科省の担当者であろう。現在の文科省の政策は将来、日本の雇用環境をぐちゃぐちゃにしてしまうものだ。是非、どうにかして欲しいものだと思う。
Posted by ブクログ
いわゆるキャリアセンターのスタッフ職への応募を考えていた時に、手にとった本。結局その求人には応募しなかったのだが、その職をめざすヒトには一読の価値あり。
これは構成の妙だと思うのだけど、仕事の内容や感じていることやギョーカイのかかえる問題点まで、とてもわかりやすいし面白い。自分のシューカツ時代にこの本に出会っていたら、もう少し柔軟にすすめられていたかも?!
Posted by ブクログ
個人的には,大賛成する箇所がたくさんあり,是非学生さんに一読をおススメしたい良書です.特に気になった点は,
・大学キャリアセンター職員は,学生のリストカットを心配している.
・やっぱり「生活習慣」がきちんとしていることが大事.
の2点でしょうか?私自身が常日頃から学生さんと接して痛感していることを的確にご指摘いただいていることに感謝です.リストカットというと,ちょっと過激に聞こえてしまうかも知れませんが,就職活動に限らず,大学生活は何かと精神的に不安定になりやすく,精神面のケアは本当に大切だと思います.
大事なことは,精神面をどうケアするのか?です.相談に乗ることはもちろん大事ですが,それだけが大事だとは思えません.2番目の生活習慣をよくすることは,精神的に不安定な状態を作らずに済むための極めて効果的な処方箋だと考えます.毎朝,朝日をきちんと浴びていれば,そんなにおかしくなることは本来ないでしょう.
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ぶっちゃけ話だからと言って内定が取れる秘策を教えてくれる本ではありません。「最近の若者は内向き思考」だとか「グローバルな人材を求めている」とか企業はかっこいいことを言うが採用する側の問題にはあまり触れられてこなかった。はっきり問題を指摘していて溜飲が下がる。教育論というと偉い先生とか成功したビジネスマンのお話になってしまうがこういう現場の声に耳を傾けるべきかも。
Posted by ブクログ
かつて就職部と呼ばれていたが、今や多くの大学で名称変更されているキャリアセンター。そのキャリアセンターの実態、就職活動のサポート・支援のみならず、キャリア教育などいう壮大かつ得体の知れない教育までをも背負い込まなければならないキャリアセンターの苦難と現状、抱える問題等が、赤裸々に紹介されている。
この長期不況が続く就職難の時代、就職活動支援・サポート業務だけでも大変な部署なのに、キャリア教育までとは・・・。そして、その得体の知れないキャリア教育にこまねいている大学キャリアセンターに群がる業者・コンサルタントなどの類の話など。
本書末に大学生をもつ保護者に向けた筆者のアドバイスには、賛同することが多かった。
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現代の就職事情が分かる。就職活動が本格化する前に、大学1・2年生で読むのがベスト。特に3章と最終章は必読。
まず己の足元を見るということの大切さを実感した。
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大学では、手探りのキャリア教育が行われている。この本の内容は、今までのキャリア教育の現場を簡潔にまとめている。今一度振り返るために全体の概要を知る良いきっかけとなった。
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本当に「ぶっちゃけ」られている刺激的な本でした。
キャリアセンター、キャリアに関する講座の実情等、言い過ぎでは?と思う部分もありましたが、概ねそうだなと納得する内容でもあります。
就活生はこう見られているのパートでは、就活の仕組みみたいなことも書かれていて、現実を中々直視しようとしない就活生たちにおすすめしたいと思いました。
Posted by ブクログ
大学のキャリアセンター(大学によっては、就職課が本書でいう「キャリアセンター」の役割を兼ねているが)の従業員による、キャリアセンターの実情の紹介と、大学の職員による就職活動の実態が書かれている。
前者は他の場所であまり語られることがなく、非常に面白かった。後者は人によっては「何を今さら」と思うような内容(たとえば、説明会における学歴フィルターやリクナビができるまえの就職活動の話など)も多いが、よくまとまっていて読みやすい。
Posted by ブクログ
なかなか整理されていて読みやすい。
内容にはほぼ同意。
大学関係者から企業、学生、その親にまで読者を想定して書いているところ、大学を一律に語れないことをよく理解して書いているところが、特に素晴らしい。
大学のキャリアセンターの人たちも「そうだ、そうだ」「いやぁ、もっと大変ですよ」とか言いながら読むといい。
きっと「あっ、そうか。そういう対応の仕方もあるんだ」「そう考えればいいのか」という面も出てくるだろう。
少なくともいまの就活問題を整理してみる機会には最適である。
Posted by ブクログ
大学のキャリア・センターから見た就活。単なるマニュアル本とは、一線を画す内容。これから就活をする学生、その親、大学関係者はぜひ読んでおきたい1冊。
Posted by ブクログ
就職活動を迎える学生や大学低年次、さらにはその保護者や、今の就職活動ってどうなってるの?と疑問を抱いている人まで。大学生の就職活動のリアルが分かる書。
大学の就職課改めキャリアセンターの実態と苦悩がよく分かる。大学組織の中のキャリアセンターであるのでうまく解決できないことも多数。そんな中でかくあるべしという著書の理想も書いている。
就職活動のリアル。特にナビサイトに埋没してしまっている中小企業の求人などを学生がキャリアセンターで探すべし、などなど役立つ情報も。人事担当者なども求人のノウハウが分かるかも。
Posted by ブクログ
メディアセンターに購買申請を断られたので自分で買って読んだ本。
断られたくらいなのでアカデミズムから程遠い内容なのかしら、と覚悟して読んだものの、以前流行した『就活のバカヤロー』より何倍も的を射ていて面白かった。
あの著者はライターだったが、この本の著者は企業に務めた後の大学キャリアセンター職員。しかし、後者の方が教養があったように思える。
肝心の内容も面白かったし、意見も共感できるものが多かった。
理想と現実の両面を知っていないと書けない文章だなと。
個人的には、最後の保護者に関する章で、「私が保護者だったら子供を会社の飲み会に連れていく」という意見が新鮮で印象的だった。
確かに、会社人と一定以上短い距離で話せるいい機会だなと。
まあ、僕個人に関して言えば無理だけど…笑
というわけで、軽く読める本としてはおすすめ。
Posted by ブクログ
大学職員が大学キャリアセンターとキャリア教育、就活について意見をまとめた本。
単純な就活本ではなく、本質的な議論にも踏み込んでおり面白い。
特に、エントリーシートで主張をまとめられない学生の教育法として、日々の講義内でのリアクションペーパーを活用した日本語力向上など、キャリアセンター職員の視点から教育について提言している点に共感を覚えた。
Posted by ブクログ
よくある話です。就活生とその親は一読することをオススメします。読むのと読まないのとでは就活のイメージが変わるかと思います。読んで損はないと思います。是非、就活を始める前に読んでください。大切なことは、自己分析より企業研究。
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就職活動ではネタが必要、ではない。
志望理由の大前提は、うそでもいいから改革意欲、次に協調性。
キャリアセンターは大学事務の花形。
なりたいなら若いうちに引っ越しも辞さず片っ端からエントリー。
大学は職業指導を行わなければならない。進路調査票は卒業証書と引き換え、キチンとデータは取れている。
例外でも実績は長々と大学案内に載る。
ナビサイトが終活を膨張させた=重い書類選考。文字数が多い。コピペか「みんなの就活」を参考につくる。
ナビサイトは、学生を絞れる。
大学名を気にする。仕事が高度化している、人事があとから文句を言われたくない。
外食と小売は、人当たりの良さを重視。大学名はあまり気にしない。
4割は、誤記で書類落ちしている。
SPI対策は必ずやる。偏差値がないからさぼり勝ち。
自己分析や企業研究を隠れ蓑にしない。
足切りのために実施される。
就職するとサービスされる側からサービスする側に回ること。それに対応できるか。
ファッションも同じ。そんなところに個性を出さない。
指輪、ピアスは外す。茶髪は染める。ストライプのスーツはNG、カバンを背中に担がない。アニメキャラの時計も注意。
縁故採用は恥ずかしがらない、堂々として受ける。コネではない。
採用実績校は、就職四季報で見る。
習慣は大事。新聞配達とホテルのバイトで大手企業に内定した話し。
アルバイトは働くための下積み期間。耐えられるか、協調できるか。
自己分析より企業研究。同業他社と比較しないと志望動機は書けないはず。同業他社、業界も調べる。
日経テレコンで社史を追う。悪い話も出てくる。
会社を4つにわける、有名か無名か、大規模か中小か。
大規模で無名なところ、がねらい目。志望動機を書きにくいので、敬遠されがち。
英検1級、TOEIC800点、日商簿記2級以上、くらいでないと武器にならない。
資格は自信をつけるために取る。
OBOG訪問は、アポ取りが難しいが、価値がある。直接電話する。手段を選ばず、礼を尽くす。ただしHPいあるOBOG訪問は、選考としてのOB面接なので注意。
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大学のキャリアセンターの実態について、著者からの視点で書かれている。
大学としてはいかにも欧米風の言い方でキャリアセンターなどとつけているが、
大学側としてはイメージアップの一環として力を入れているようだ。
感動するような、目からうろこが落ちるような内容ではないが、
知識として吸収できればいいような内容だった。
また、キャリアカウンセラーの役割も、この著者から見ると
まだしょぼい存在のようだ。
Posted by ブクログ
まさにぶっちゃけ話。
キャリアアドバイザーなんかのアドバイスは、非効率な過剰適応を生んでいる。ランクの低い大学の学生は、早めに己の身分をわきまえて、地道な就職活動をしなさい。昨今は中小企業だって決して簡単に入れるわけではないぞ、というメッセージ。
Posted by ブクログ
前回読んだ本と違ってインターンを重視していなかった点が引っかかったものの、説明会の雰囲気・内容を鵜呑みにしない大切さを知った。
就活はあほらしいけど、だからこそ手を抜いてはいけないのだと思った。
Posted by ブクログ
流し読みですが沢田健太『大学キャリアセンターのぶっちゃけ話』ソフトバンククリエィティブ、面白いですよ。現代の就活事情を、現役キャリアセンター職員がつづる。学歴差別、イベント化する説明会、教祖まがいのキャリア講師、単なる社会見学のインターンシップ。大学関係者は読むべき一冊ですね。
Posted by ブクログ
受験勉強をしっかりこなしてきた学生の方が、情報を分析し処理する能力が高く、就職活動でも同じく力を発揮しやすいとか。20代そこそこの時間のうちに、やるべきときにやるべきことを地道に取り組んできたという習慣は、就職したあともきっと生かされると思いました。
Posted by ブクログ
就活の学生、人事関係者向けとあり、なるほどそんな感じですが、最近の新卒就職事情の一端が少し理解できた気がしました。
特に「もし親なら・・・」という部分は、言われてみればという点、なるほどそのように対応すべきかという点、結構参考になりました。
やはり厳しい現実を垣間見たという感じです。企業の人事担当者が若返ってきているというあたりも、納得感があります。
やはり内定を得られるまでの期間というのは長丁場であると考えておいていいですね。
Posted by ブクログ
大学生の就職活動を助けるキャリアセンターの内部から見たお話。
採用活動は、自分の夢をしっかり考える良い機会だとは思います。
今時の就職活動では、大人しくて、素直な良い子ほど、苦労するようなことも多いかもしれませんが、是非諦めずにがんばって欲しい と思います。