あらすじ
刊行以来、今日に至るまで、世界数十カ国の人々の向上意欲をかきたて、希望の光明を与えて続けてきた、ベスト&ロングセラー。名著中の名著!
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Posted by ブクログ
スマイルズの『自助論』はイギリスの労働者に多大な影響を与え、日本でも『西国立志編』として翻訳されると福沢諭吉の『学問のすすめ』と並ぶ明治の聖書として大ブームになりました。
この本は一九世紀イギリスヴィクトリア朝の人々のメンタリティーを知る上で非常に重要な作品です。
この記事では『自助論』の内容や、イギリス社会における『自助論』の意義について見ていきます。マルクスの『資本論」が生まれてくる背景としてもこの作品は重要な意味を持っています。
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自分の人生に大きな影響を与えた一冊。
真面目に努力を続けることの大切さをたくさんの例を交えて教えてくれた。
初めて読んだのは、10年以上前だけど、何度も再読している。
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最近若い人を指導する立場になって、もしかしたら自分の仕事に対する価値観や人生観が時代錯誤なのかな、と思っていたところこの良書に出会った。
人間なんて近道しがちな、謙虚であるべきことを忘れがちな、誘惑に負けがちな生き物なのだから本書は普遍的な重しとして貴重な存在だ。
若いうちに読んで欲しい。160年も読み継がれる理由がある。
ただし、戦争で勇敢に戦うことを称賛していたり、文学が人生に与える影響力を過小評価しているところは(?)。
スマイルズの主観、時代背景もあるのだろうが…
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「自分自身に対する無知やエゴイズムや悪徳のとりこになった人間のほうが、はるかに奴隷に近い。」
「外部からの援助は人間を弱くする。」
「一度に一つの仕事しかしない人間のほうが、むしろ誰よりも多くの仕事をする」
「着実な努力を嫌う人間が増え、精神力の低下と衰弱が進んでいる」
「休息なんて、あの世に行けば誰でもできるではないか」
「小説を読みふけり、まやかしの感情に支配されると、健全な心はゆがみ、精神が麻痺する危険性が大きくなる。」
「理想に現実を重ね合わせる努力をしているか」
「立派な習慣を身につけるよう気をくばるのが、いちばん賢明な習慣」
本の内容はありきたりな綺麗事を並べ立てているようだが、偉人たちはそのありきたりな事を専一にやってのけたからこそ夢を叶えることができたのだと考えると、自分でもできるのではないか?と思ってしまう。
今までは偉人の偉業をばかりを見て、その人自身の努力を知らなかったが、今回教科書に載っている偉人の苦労話を聞くと非常に人間味に溢れており、違う生き物だと思っていたニュートンらを身近に感じることができた。
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この本の原著は、1857年に出版されていますが、まさに現在まで読みつがれている名著でした。
自己啓発本は、この一冊だけ読めばいいです!
ぜひぜひ読んでみて下さい。
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「天は自ら助くる者を助く」で有名な努力・忍耐などの素晴らしさを説いた本です。本作には数えきれないほどの偉人の努力の様子が著されており、決して皆、天賦の才能に恵まれていたわけではないことが分かります。その努力の量はとてつもないものであり、常人では真似は難しいでしょう。だた、どんな凡人でも正直に生きていくことくらいはできるはずだと思います。
Posted by ブクログ
スマイルズの古典的な名著です。
人間の「意志の力」について改めて思うことが多くあります。
「古来、偉人と呼ばれる人間は、高貴な目標を追求しながらも、生計を得るための正直で有益な仕事を決して恥などとは考えてこなかった。」
「いつも自分の不幸を嘆いている連中の多くは、自らの怠惰や不始末、無分別、そして努力不足のしっぺ返しを受けているにすぎない。」
「ちょっとした行動の繰り返しによって人間の全人格は形成され、国家の性格も決定される」
という言葉が心に残っています。
本当に名言が多く見られるこの著書はある種必読というべきかもしれません。
Posted by ブクログ
人生には足を止めて休んでいる時間はない。他人からの援助と自らのいっそうの精進はともに欠かせない。
ある人間にできることは、同じような環境に置かれ同じ目的を追求したとすれば、他の人間にも実現できること。並みの能力にもかかわらず粘り強く努力と研究を重ねた末に名声を得た者の方が多い。勤勉と努力が素晴らしい成果を生み出すことは間違いない。
偉大な成果は、決して一瞬のうちに得られるものではない。そのため、少しずつでも着実に人生を歩んでいくことができれば、それを本望と思わなければならない。
どんな仕事でも、それを好きになるよう心がけて自分自身を慣らしていこう。
諸君が天性の才能に恵まれているなら、勤勉がそれをさらに高めるだろう。もし恵まれていないとしても、勤勉がそれに取って代わるだろう。
いつも自分の不幸を嘆いている連中の多くは、自らの怠惰や不始末、無分別、そして努力不足のしっぺ返しを受けているに過ぎない。
人間の長所といっても千差万別で、その多くは中途半端で不徹底なしろものだ。だが、本当に鍛えられた優れた長所を持ち、それをいかんなく発揮する人間なら、世間が見逃すわけがない。
金をどのように扱うか、どのようにして金を手に入れ、蓄え、使うか。これは、我々が人生を生き抜く知恵を持っているかどうかの最大の試金石だ。人間のすぐれた資質のいくつかは、金の正しい使い方と密接な関係を持っている。寛容、誠実、自己犠牲などはもとより、倹約や将来への配慮というような現実的な美徳でさえ、金とは切っても切れない中にある。先見性があり注意深く心を配る人間は、優れた思慮分別を持っているにちがいない。現在の生活のみにこだわることなく先を読んで未来に備える人間には、浅はかな考えの持ち主は一人でもいないはずだ。そのような人は節制にも心がけ、いかんなく克己心を発揮するだろう。この克己心という美徳ほど、人格形成に強い力を与えるものはない。
今の生活が快適ならそれを維持し、あまりよくなければ改善していくべきだが、それには確実な方法が一つだけある。勤勉、倹約、節制、そして誠実という美徳を実践することだ。不自由に縛られた不満だらけの生活から抜け出すには、この四つの美徳を実行する以外に近道はない。しかも多くの人間が、実際にそうやって暮らしを向上させ成功とをつかんでいるのだ。金を倹約して使うというのは、優れた人格者の基礎となる資質、すなわち分別や先見性や克己心を備えている証拠だ。
本からいくら貴重な経験を学んだとしても、しょせんは耳学問の域を出ない。それに反して、現実生活から得た経験は真の知恵となる。わずかな知恵でさえ、膨大な量の耳学問よりはるかに値打ちが高い。すぐれた書物は確かに有益で、学ぶべき点が多い。だがそれも、精神をみがき上げる方法の一つに過ぎない。人格の形成には、むしろ実地に体験したり素晴らしい手本に学んだりするほうが効果が大きいだろう。
自分より優れた人間か、せめて同程度の人間を友とすべきです。人間の価値は常に、友の価値によって決まるのですから。
立派なマナーとは立派な行動の別名であり、それは礼儀正しさと親切心から成り立っている。人と人とが有意義で愉快な交際を続けるには、親切心が重要な役割を果たす。
心から親切にふるまうだけで周囲に好感と喜びを与えられる。少々親切心を出したくらいで人生ががらりと変わるわけではないが、わずかな親切でも、それを繰り返すうちに、こちらの気持ちが相手の心に蓄積され、しまいには考えもつかなかった大きな効果を生む。
適切なマナーの習得は、ビジネスで人と交渉する機会の多い人間には不可欠な条件だ。いくら勤勉で誠実を絵にかいたような人間であっても、行儀作法が落第点なら人柄の良さまで帳消しにされてしまう。
人によって考え方が違うという事実を、われわれはまず認めなくてはいけない。実際に意見が衝突したら、がまんにがまんを重ねて粘り強く話し合うべきだ。
不断に修養を積み、より多くの人間と接するよう努めれば、われわれは自分本来の人間性を少しも損なうことなく礼節や洗練された態度を身に着けられるだろう。貧富の差や、また生活条件の違いにもかかわらず、人は誰でも広く豊かな心を持てるはずだ。
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自分もこうありたいと思うが、中々出来ない。
それが出来た偉人たちはやっぱり凄いと再確認した。
自分を肯定し、努力を惜しまず、驕らず誠実に生きていたい。
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語弊がありそうだが、読書感想文が書きやすそうな本。どうすればよりよく生きられるかが大項目としてあって、そこから細かい項目に振られている。明日からできることもあるし、長期間心がけておくべきこともある。原書にどこまで沿っているのかは分からないが、面白い本だった。
Posted by ブクログ
人間としてどう生きていくか。成功している人、活躍している人。いわゆる天才と言われる人は、粘り強い努力家、着実な努力家である。
自分を助けるのは、偶然の力ではなく、確固とした目標に向かって粘り強く、勤勉に歩んで行くこうとする姿勢なのだ。
今の自分はできているだろか?現代においては苦しさを伴うこともあるかもしれない。誠実に、謙虚に生きる。どこかで我慢も必要だ。
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背筋がピンと伸びる本。言い古された正論やストーリーは敬遠されて、何か凝った視点の珍発見ばかり求められる昨今ですが、こういった王道の本は逆に新鮮で、しかも簡潔で読みやすい。勿論、それはちょっとどうかな、という部分も無いことはないが、ほぼ正解、仰る通りです、と頭が下がります。親父の説教みたいな本。
Posted by ブクログ
同時に自助だけを唱えたら能力主義になって、弱者が救われないというマイケル・サンデルの本(幸運も実力のうち)を読んでいて、批判的な視点で読み始めたが、結果非常によかった。
特に最終章の人格の話の部分では、人格形成が重要だという、7つの習慣の元ネタ的な雰囲気を醸し出していて非常に好感。
ごりごりの強者の論理ではあるものの、これを自戒として実行するか否かで自身の人生をコントロールできるかどうかは大きく変わると思う。
今の日本は自助という言葉はもう少し浸透したほうが良い。
コロナ対策ではひたすら首相を責め、何かあると国が悪いといい、Twitterでは常に誰かが責められ精神を病み、人を責めて炎上させることでマーケティングにつながることが、正しいことと捉えられるなど、自分さえ良ければよい、かつ全て人のせいという雰囲気がすごい。
アメリカではそれが浸透しすぎた結果、弱者の反発が起きているが、ある一定の自助の精神は日本にとって非常に有用であり、最低限必要なものであると思う。
もう一切の他責はやめよう。
Posted by ブクログ
・いかにして待つかを知ること
・人生の9割は快活な精神と勤勉
・堅忍不抜(けんにんふばつ)の精神
・知識が多くなるほど人はうぬぼれの心が消えていく
・心に浮かんだ考えや見聞きした事実は必ず書き留めておく習慣をつける
・真に優れた人間は他人の評価に重きをおかない→自分の本分を誠心誠意果たして良心が満足すればよい
・できると考えさえすれば十中八九達成できる。
・正直は最良の策
・人生の最高の目的は人格を強く鍛え上げ心身の向上発展させていくこと。
・行動と言葉を一致させる
・そこには人がいた。僕が自分の目で見ていた。僕は自分が悪いことをするところを見たくない
・礼儀作法に金はかからない。しかも礼をつくすだけで何でも手に入る
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実に大和魂な(=旧大英帝国パワーな)エンカレッジ本。「天は自ら助くる者を助く」をベースに、おびただしい量の成功者事例を紹介しながら徹底的に「努力即ち成功」をインプットしてくる。凄まじい圧力が逆に清々しく生半可なビジネス書を読むよりやる気は出る。明治時代に日本では「西国立志論」として翻訳されたらしく、時代が大きく変わった明治の若者たちを如何にして刺激したか、想像に難くない。余談だが、ここの著者の翻訳は口が悪くて好き。平気で落ちこぼれとかノロマとか途方もない大バカ者とか言っちゃう。ただし、ちょっと貧困を努力の培地として賞賛しすぎてて、普通の家庭で育った自分にとってはちょっと腹落ちしない部分はある(執筆された時代的に仕方がない気もするが)。
二つほど、心に留めるべき文があったので、ここに記す。
豊かで恵まれた家庭に育ちながら、なおもその時代に重要な役割を演じることができた人間、つまり、快楽に満ちた生活を軽蔑し、毎日を勤勉に生きた人間こそ、いっそう尊敬に値するといえよう。
確固たる目的や目標を持っていれば、勉強も実り多いものとなる。ある分野の知識を完全にマスターしていれば、いつでもそれを活用できる。この点から言えば、単に本をたくさん持っていたり、必要な情報を得るには何を読んだらいいかを知っていたりするだけでは十分といえない。
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努力が大事なことも、時間は有意義に使うべきということも、わかっているのにできないことばかりだった。自分の弱さだなと感じた。
時間だけは取り戻せないというフレーズに、とても納得した。
時間の使い方うまくなりたい。
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大学に入ったころ、先生からこの本をすすめられた記憶があるが、よくある「啓蒙書」の類だろうと勝手に思い込み今まで読まずにいた本。
今読んで、これほど悔しい思いをするとは思わなかった。
特に、第6章「時間の知恵」は響きました。
私のような後悔をしないように、中高生の課題図書に指定すべき良書です。
Posted by ブクログ
第99代首相「菅義偉」氏の目指す理念が、「自助共助公助そして絆」「意志あれば道あり」であるという。
本書「自助論」の真髄と合致する。
著者スマイルズがこの本を書いた頃のイギリスは、世界最強の国家であった。この最盛期のイギリスを支えたのは、自助の心を持ったイギリス国民であった、と彼は断言する。
そして現在のイギリスの勢いが落ちているのは、成熟病によって自助の心を持ったイギリス人が少なくなった事に起因しているのだろうか。
「言われてみれば、当たり前」と言う事が、数々の偉人達のワンフレーズで凝縮されている。
勇気・やる気・本気が沸々と湧いてくる。
共感を大にした一文。
「土地の価値は、そこに住む人間の価値によって決まる。」
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生き方に迷ったときこそ。
再読:2021/01/02
人生二度なし。自分の人生を誰かが幸せにしてくれる義理はない。自分で自分の人生を豊かにしようとする確固たる意志と実行力,それを続けていくと自己が鍛えられる。資質と能力は日々の取り組みの成果によって上がり方が異なる。
p.198
いつの時代も最良の教師たちは自己修養の重要性を真っ先に認め,自力で知識を習得するよう学生を励ましてきた。「授業」よりも「訓練」に重きを置き,学生が自ら進んでその学問に打ち込めるようにしむけた。
Posted by ブクログ
およそ150年前のイギリスで出版された世界的名著です。
日本でも明治時代に翻訳されて、当時で100万部ほど読まれたそう。
ぼくが読書や思索をかさねていく目的の大きな一つは、
じぶんやみんなの「生きづらさ」を解消するなにかを見つけるためです。
指針ややりかた、スタンスや意識のありかた、
世の空気やシステムについて変えるべきものはなんなのか、などを探っている。
そして、そのなかでも個人のあり方としては
「自助」をつよく推奨してきました。
それで、じゃあ「自助」を掘り下げて考えるとどういうことをすることなの?
という問いが生まれます。
漠然と、こうだろう、と考えていた「自助」というものの捉え方を、
そんな150年前の書物で確かめ、アップデートするのが目的の読書でした。
温故知新です。
自助・共助・公助のどれがいちばん大事だろうか、
というと、最近では共助がもっとも大事だ、
という答えが多いように見受けています。
そこには、前提として自助が行われいるというのがあるかもしれない。
自助が最低条件としてあって、そのうえで、
共助が大事です、と言っているかのように、
ぼくにはとれるようなふしがありました。
しかし、
民度が高くてなんでも言える世の中で、
自己開示していけるならばそれが一番いいのでしょうけれど、
あんな街だとかあんな病気だとか、
負のイメージにこりこりに固まるひと(スティグマにとらわれるひと)が多いから、
自分はこういう窮状にいてこんなことに困っているのだと、
自己開示して共助を求めるよりか、
自助でなんとかしようというほうが現実的な場合が多々あるでしょう。
本書によれば、
逆境や窮状にいるひとでも、
めげないでがんばるためには希望を持つことだそうです。
ぼくもなかなか大変な立場にあるほうだけれどまあ元気なのは、
希望のほうを向いているからなのかなあと、
自分のことはよくわからないながらもそう感じました。
本書のおもしろいところは、
学業で秀でていたひとよりも、
学業でぱっとしなかったひとでも努力したひとのほうが、
出世したりうまくいっているパターンが多いことを書いている点です。
ほんとうのエリートはどうか知らないけれど、
ふつう程度の学校にはこれはあてはまると思う。
重ねて言いますが、150年も昔の本です。
よって、昔の人みたいな堅さがちょっと残っているし、
四角四面に感じられるところもあります。
でも、そういうところがあることをわかったうえで読めば、おもしろい。
要点は、「勤勉さ」でした。
勤勉に誠実に、努力していこうというもの。
金銭面では、節約が第一にあげられていて、
ぼくも参考にしようと思いました。
けっこう浪費するほうなので。
そして、
過保護と束縛は、自助の精神を育まないそうです。
むしろだめにする、と。
ここはひとのために気をつけたいところです。
「天はみずから助くるものを助く」と書いてあります。
この世界はそういうものなのでしょう。
ぼくは、ゴールデンウィークからバイトもはじまり、
家ではできるぶんの家事と介護をしていくわけですが、
『自助論』を読んでいると、
そうしながらでも、
今と同じペースは無理だとしても読書をし続けられそうだし、
創作にかかることもできそうな気持ちになってきました。
前を向いて歩くための自助を、
あらためて実践していくつもりです。
みなさんにもおすすめです、『自助論』も「自助」も。
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天は自ら助くる者を助く——————
というキャッチフレーズで有名な著作。
数々の欧米の成功者のエピソードとともに、立派に人生を生きるための智慧を盛り込んだ元祖自己啓発本。
自己啓発本として有名なカーネギーの『道は開ける』と論理展開が大変類似していることが特徴。
メッセージ+関連した成功者のエピソードで話が進む。
自分の不勉強で紹介されている成功者の半分以上が誰だか分からず、いまいち説得力に欠けてしまっていたのは残念。
また、結局自己啓発本は、
「努力・克己・誠実という当たり前のことを徹底しろ」というメッセージに終始している。
既に7つの習慣や道は開けるなど、代表的な自己啓発本を読んだことがある自分にとっては
非常にくどく、得るものは少ないように感じた
(この本が上記の本の源流にある可能性は非常に高いが)
それでもこの本が面白かった点は、二つ。
①自分の努力で道を開くことが絶対的に肯定され、また、可能であると断定されていること。
現代の先進国の大半は、既に成長期を終え、緩やかに衰退していくフェーズにある。また、格差の固定化も進んでいる。そこには、一人一人に等しく成功するチャンスはない。努力と成功という因果関係を絶対的なものとして主張するこの本は、現代では炎上間違いなし。
②富と善が明確に分離されていること
富や名誉が人としての格や善には繋がらないという主張がなされている点は興味深い。現代だとあまりない論調では?
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読みやすかった
実践できれば良いのだが。
天は自ら助くる者を助く
時間は貴重な財産
心から真剣に求め続けていれば、全ては可能となる。だが、謙譲や忍耐、節度や寛大さを身につけたいと強く願わない限りは、何を望んでも叶えられはしない
ビジネスを効率よく運営するのに欠かせない原則
注意力、勤勉、正確さ、手際の良さ、時間厳守、迅速さ
下ばかりを見ていては、人は大志を抱けない
向上したいと本心から望むなら、顔を上げなくてはいけない
とにかく努力を続けなさい。そうすればいつか必ず自信と力が湧いてくる
人格こそ一生通用する唯一の宝
常に良心が命じる義務を果たし、結果は天に任せよ
礼儀作法には金がかからない しかも 礼をつくすだけで何でも手に入る
他人に見える品性より、自分にしか見えない品性を大切にする
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成功者の言葉や行動を喩えにあげながら、日本の武士道的な人間あるべき姿を解いている。 脳みそがチクチク刺激をされて、心気持ち良いモチベーションを感じる事が出来る。
わたしは、読み、感じて「やる気」を出させてくれる本が好きだと改めて思った(笑)
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自分の力を信頼し、せいりょくてきにはたらくこと、これが人間にとって不可欠なものである。
誠実と謙虚の中に生きる。
道なくば道を造る。人生は自分の手でしか開けない。
ビジネスを成功させる六つの原則
注意力・勤勉・正確さ・てぎわのよさ・時間厳守・迅速さ。
この本を読んで、まず時間厳守にフォーカスしていき、自他共に時間の価値をより意識していこうと思った。
ありがとうございました。
Posted by ブクログ
将棋の菅井竜也八段の愛読書ということで読んでみた。高尚な人生訓、金言が散りばめられていた。人生に迷ったらまた読み返したい。優しさと思いやりが大事。
Posted by ブクログ
自分でやれ、他人に頼るな。国に頼るな。世界を変えたいなら、自分を変えろ。神は自らを助ける者を助ける(英の格言)。自分を助けることができる人は、他人も助けることができる。
努力・忍耐だ。労働は義務であり、必須の人間行動。神からの恵み。呪われた宿命のように感じるのは怠け者だけ。わずかな時間も無駄にするな。今日の仕事を明日に残すな。天才は後天的に作られる。才能を努力で磨け。あきらめるな。最も困難な道こそ、最も成功に近い道。うまく行かないのは自分に原因がある。
経験・体験を大切にしろ。読むより働く、文学より実体験、学問より行動、伝記より生身の人間との交流。
Posted by ブクログ
自己修養の本。勉強、実務、人格の大事さ、良心の大事さを説いている。ヨーロッパの偉大な人物の例がよく出てくるが、戦争関係のリーダーにあまり興味がわかなかったせいか若干の読みづらさを感じた。
Posted by ブクログ
当たり前の事を当たり前のように描いてある本。
何回も読みたくなるし、原点に返れる。
勤勉、感謝、努力を続けて、決して近道はしないこと。回り道が最大の近道になる。
他人のことではなく、自分で自分を律すること。
積み重ねが最良の結果を生む。コツコツと積み重ねていくことの大切さ。
時間は今でも刻々と過ぎていく、失った時間は取り戻せない。今をどう生きるか。よく考えて見ること。
考えて、すぐ行動に移す。そして失敗したら、反省してまた行動。
成功には6個の原則がある。
注意 勤勉 正確 手際良さ 時間厳守 迅速
自分はこの中でも、時間厳守、迅速はいつも気にしている。
お金を目的にしては、いけない。
お金を目的にすると無駄遣いが多くなり、
お金を稼ぐことの時間を浪費する。
適度な稼ぎで、倹約しながら生活することを推奨している。
真の知識を得るには、知識を得たら行動に移すこと。
失敗するかもしれないが、失敗から学ぶことも多い。