あらすじ
儀式の生贄となり殺されかけた盲目の紗夜は、あやかしの時雨に助けられる。いきなり抱かれて戸惑うも、甲斐甲斐しく世話をされ、自分を必要だと言ってくれる彼に惹かれてゆき――。「俺が欲しいのはお前だけだ」息もできないほど深く口づけられる。執拗な愛撫に蕩け、熱い飛沫を注がれれば、少しずつ自分の身体が変わっていく気がして……。あやかしが魅せる、一途で貪欲な純愛!
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巳年にふさわしいお話
作家さん買いです。
私は百足とかゲジゲジとかとにかく虫がどぅわいきらいなので、ところどころ「ウヒィ」となりながら読みました。
蛇が主人公で、すごく切なくて優しい物語です。
蛇のおなかが体に巻きつくのってどんな気分なのかしら、と愛犬を愛でつつ想像したりして、とてもおもしろかったです。
紗夜と時雨の間にある穏やかな愛とは別に、時雨が抱く渇望のような感情の描写がとってもよかったです。
最終盤ではスカッとするところもあって大満足。
この2人の子孫のお話とかも読めたらいいな。
次の作品もものすごく楽しみです!