【感想・ネタバレ】ナゾの終着駅のレビュー

あらすじ

終点の先に見えた「この国のかたち」

「名前はよく聞くけど降りたことはない」
そんな通勤路線の終着駅には何がある?

文春オンラインの誕生から続く人気鉄道・紀行連載で、
250駅以上訪ねてきた著者の「いま絶対に読みたい30駅」。
どの駅も小1時間ほど歩いていれば、それぞれの角度で
「埋もれていた日本」が見えてくる――。

いつも乗っているその電車、終点まで行ったことはありますか?
定期代+数百円ではじまる、日常の半歩先の小旅行。いつもの駅を通り過ぎたら出発です。

◆◆◆

【登場駅例】
自衛隊が出動して焼き払った「新木場」
初代天皇の母は“日本初のサーファー”?「上総一ノ宮」
万博を支えた「千里中央」に佇む廃墟
「雲雀丘花屋敷」の知られざる駅統合“運命のジャンケン決戦”
のぞみに通過される駅「三河安城」は“日本のデンマーク”?
きっぷ1枚でヨーロッパまでつながった100年前の「敦賀」
鉄道のない最大の町「鹿屋」に鉄道があった頃
戦火に揺れた小さな列車「那覇」のケービン……

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Posted by ブクログ

通勤などで利用者が多い路線であるものの、終点までは、乗らない。
そういう路線の終点の駅まで行き、周辺に何があるのかを散策する。
そういう本です。
個人で行ってみるのも面白そうでありだと思いました。

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2025年11月01日

Posted by ブクログ

知っているけど降りたことない駅…確かに終着駅はナゾでした。時々集ってせんべろやっている仲間と終着駅飲みをやろう!と盛り上がったことがありました。この新書に出てくる駅名もどんどん出てきましたが、未だ実現していません。でもきっとやっても盛り上がらないかも…と読みながら思いました。行くの大変だし、お店もあるかどうかだし、そもそも終電で帰れるのか…きっと妄想のまま終わるでしょう。たまたま今朝『「黒字なのに運賃高過ぎ」なのはなぜ?定期代を払えない会社も…"ナゾの終着駅”「東葉勝田台」を抱える”東葉高速鉄道”の悲しすぎる歴史』という文春オンラインの記事に巡り当たってつい読んでしまいましたが、改めて終着駅って日本という国の変化の象徴みたいなものだと感じました。この本の帯にも『終点の先に見えた"この国のかたち”』という言葉が書かれていますが、すべての線路がほぼほぼ繋がり大量の人が行き来することで成立していた国鉄がエリアごとに分割され細切れになって生まれた終着駅はその地方ごとの物語と高度経済成長以後の日本の物語の結節点のようなものだと思いました。文章自体は、のほほんと書かれていて楽しく読めるのですが、全体に悲しい風が吹いているような気分になりました。

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2025年07月16日

Posted by ブクログ

普段何気なく名前を聞く終着駅にも、色々歴史はある。

電車を利用していると名前は聞くけど、実際は行ったことの無い駅。本書はそんな駅が実際どうなっているかや、歴史を伝えてくれる。 関東、関西から稚内など北側から鹿屋といった南側まで取り上げており、自分の知らない西側の駅も知ることができた。 また行ったことのあるところも時代と共に変わっていたりで、こうしたところから、特に地方はどうなっていくのかを垣間見ることもでき満足感ある一冊だった。

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2025年04月10日

Posted by ブクログ

<目次>
第1章  首都圏の「ナゾの終着駅」
第2章  関西圏の「ナゾの終着駅」
第3章  あったかいところの「ナゾの終着駅」
第4章  さむいところの「ナゾの終着駅」

<内容>
まあ、ナゾでも何でもないのだが、秘境駅とは廃駅とか観光の拠点駅とかではなく、都会の片隅にある、さまざまな鉄道の列車の終着駅(線路は続いているが、いわゆる「終点」駅)で降りて、その辺をぶらつくレポート。なのでそんな出会いも「映えスポット」もない。駅そのものが廃れているので、駅前もシャッター商店街や空き地(駐車場)などが目立つ。まあ、こういう企画は無かったと思うので、読むことは読んだが、「それで?」という感じ…。

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2025年03月24日

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