あらすじ
一人暮らしの美青年・祐一は夜の国道をずぶ濡れで歩いていた男を家に泊めてやる。デート中に喧嘩して海に突き落とされたというその男・筒井龍彦はコンサルティング会社の敏腕経営者。純朴な祐一との時間に安らぎを覚えた筒井は週末ごとに訪れ、二人は愛しあうように。だが大物政治家の隠し子である祐一を父の秘書・澤田は以前から監視していて、筒井との仲を引き裂こうと――!? ※本文にイラストは含まれていません
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Posted by ブクログ
初読み作家さん。
攻め:会社経営・筒井龍彦
受け:森山祐一
自分の出生の絡みから、海沿いの田舎で母の死後一人で目立たないように生きてきた祐一は、ある夜にずぶぬれで歩いている男を見つけて親切心から自宅に連れ帰ることに。
その夜いきなりその男・筒井が夜這いをしてきてあっけなくイかされてしまう。
どこか自信がなくて隠れるように生きてきた祐一に都会の筒井はビックリするような刺激だったと思うけれど、それに溺れたというよりは誰にも関わらないで一人で生きてきた祐一の寂しさを埋めてくれる存在になったとともう。
筒井は自身が不幸な育ち方をした割にはいい人物で、祐一の純粋さの前ではみんなそうなのかもしれないけれど、ひねたところがない攻めで好感モテました。それまで遊んでいた男だけれど、ちゃんと祐一だけをみて祐一のたまに動きたいとか思ってくれるのは理想の攻めですね。
エチ場面も丁寧で読みやすくて良かったです。
祐一もどんどんエチが好きになってエロくなりました(笑)
絵師さんの小路龍流さんの絵がまた美麗でした。どこかの本の挿絵で見た記憶があるのですが、今回しっかり名前を覚えました。雰囲気が(絵の種類)が朝南かつみさんに少し似ている気がします。朝南さんほどの壮絶な色気はまだないですが、、、。
作家さんも絵師さんも少し追いかけてみようかな、と思います。