【感想・ネタバレ】氷面鏡のレビュー

あらすじ

雨の日も風の日も、放課後はひとり公園のベンチで過ごす。家に帰るとまた、双子の兄・陸(りく)に抱かれてしまうから――。禁忌の関係に悩む郁(いく)に声を掛けてきたのは、大学講師の見城(けんじょう)。「行く場所がないなら僕の家においで」と詮索もせず、温かい場所を与えてくれる。年上の男のそばで、郁は次第に癒されて……!? セックスは知っていても心は無垢な魂が、初めての恋に目覚めていく純粋な愛の物語。 ※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。

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Posted by ブクログ

兄弟モノとか大好物の那義です。
ましてや双子となればもう!
双子モノって神秘の繋がりを感じさせてくれますよね。
でもこの作品は、その繋がりを深めるのではないという観点が良かった。

引き離されてしまった双子が再び一緒に暮らし始めて、お互いの傷をなめあうように身体を繋げてしまいます。

兄弟を越えてしまった二人。
それが間違ってると気づいてしまった弟の兄に対する苦悩が辛いです。
その弟を優しく包み込む存在が現れて、双子の関係が変わっていくのですが、それを知った兄の弟に対する執着が痛く悲しいです。

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2010年05月19日

Posted by ブクログ


近親ネタにしては最後はさわやかにしめてくれます。
兄の狂っちゃったり束縛しちゃう感じは水原さんの常套ですが、最終的にまるく納まっていい話。

おっさんがわかいこにいれあげるの、こういうはなしならいいよね。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

読み終わって「この話、好きかも」と、ふと思いました。
肉親で肌を寄せ合う温かさは、朝、布団の中でまどろんでいるような感覚にも似て、目を覚ますのがかったるくなる辺りまでそっくりなんですが、そのまま停滞していていいのかといえば、そういうわけでもなくて。
もつれきった迷宮も、逃げ出さず真摯に取り組めば、きっとどこかに出口が見つかるものなんですね。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

「双子の兄弟」これだけでもうたまらんすハァハァ!!!
でもどうして別れなきゃならないの・゚・(ノД`)・゚・
兄弟スキーには辛い展開(笑)

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2009年10月04日

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