【感想・ネタバレ】愛執の赤い月のレビュー

あらすじ

隣で子供が寝ているのに、夜ごと組み敷かれ貫かれる──。姉の葬式で実徳(みのり)が再会したのは、十年前に別れたきりの幼なじみ・正周(まさちか)。密かに好きだった男は、なんと姉との子を連れていた!! 一ヶ月だけと乞われるまま、正周と一緒に暮らすことにした実徳。けれど二人きりになった途端、正周は父親の顔から雄の色香を纏う男に変貌を遂げ…!? 危うい同居生活が、暴かれた欲望に破綻する──。 ※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

【※BL注意】

 姉の葬式で実徳が再会したのは、十年前に別れたきりの幼なじみ・正周。
 実は、ずっと前から正周のことが好きだった実徳は、正周が姉と結婚し、更にその間に子どもを設けていたことにショックを受ける。
 正直、姉が死んでしまったことよりも、その事実にショックを受けた実徳は身の置き所がない。
 それでも、実徳のことを「ママ」と間違える正周と姉の間の子どものために、と実徳は正周との同居を「一ヶ月だけ」という限定で受け入れる。
 けれど、正周は子どもが眠りに付いた夜になると、一気に父親の顔から男の顔になり、実徳のことを組み敷いてきた。
 非常識な正周の態度に、怒りを覚える実徳だったが、正周のことを好きな実徳には正周のことを拒みきれない。
 けれど、正周の命が危険に晒される状況に陥り……

 という話でした。
 なんというか、どっちもどっちなんだけど、実は実徳の方が執念深いような気がして、最後は怖かった。
 それでも、それはそれで幸せみたいだったのでよかったかなあ……。
 子供の頃から続く、偏った大人の偏愛の物語、というのが私の感想です。
 大人向けのドロドロに耐えられない人にはちょっと辛いかもしれません。
 個人的にはこういうのも好きですが……。

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2014年10月16日

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