【感想・ネタバレ】出版中止! ~一度「死んだ」から書けた翻訳家残酷物語~のレビュー

あらすじ

全フリーランスに捧ぐ出版トラブル全記録!

すべてのフリーランサーへ捧ぐ。

慰謝料回収のために探偵を雇い、
裁判で勝つ為に40代で法学部入学!?

ベストセラー『出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記』著者が
数々の出版トラブルに見舞われた後
最後に笑うためにやったこと全部

(以下、「はじめに」より抜粋)

読書の習慣がなく、家に本棚すらない、
という家庭環境に育った私でも、大学に入ると、活字のすばらしさに目覚めた。
「作家」という職業に憧れを抱くようになった。

翻訳書を出す機会に恵まれ、
次々と翻訳出版の依頼が舞い込むようになり、自他共に認める「出版翻訳家」に。
思いをたぎらせて入り込んだ出版業界だったが、そこは危険がいっぱいの世界だった。

本書では、私が味わった数々の地獄と、それに対して私がどう対峙してきたかについて
赤裸々にお話ししようと思う。
「ひとりのフリーランサーVS 出版社」という対立構造は、
作家やデザイナー、装丁家、写真家、漫画家、出版社社員など、
出版業界に携わる人はもちろん、フリーランサーのすべてに共通するため、
そのような仕事に従事している人たち(およびその志望者)に参考にしていただけると思う。

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Posted by ブクログ

タイトルに魅かれて、読んだ。

高校生の時、英語が好きだったので、
翻訳家か、映画の字幕翻訳の仕事が夢だった。

この本は、翻訳家のリアル?
出版社のリアル?
こんなに何もかも暴いて、よくこの本が出版できたと思う。

フリーランスで働く翻訳家や作家など、参考になるのでは?
ここまで、法律や裁判の事を勉強した人もいないだろう。

「わっはっはっはっ、これでいいのだ」
最初はおかしくて笑ったけど、
最後の最後には、ちょっとくどい!

0
2025年05月25日

Posted by ブクログ

翻訳家、著述家として活躍する著者による、出版業界の赤裸々な話。
出版社からの依頼のあいまいさ、契約書の不在、変動する印税率etc。。

印税って8-11%が相場なんですね。知らなかった。
売れるか売れないか分からない出版社と
実働の対価はもらいたい翻訳家。
なかなかせめぎあいが難しいものだなと感じました。

会社員目線では、作りかけでも売れないと判断したら出版中止にするべきだが
翻訳者目線では、出版するという約束は守ってほしいと。
うーん、むずかしい。

0
2025年05月04日

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