【感想・ネタバレ】教師の本音 生徒には言えない先生の裏側のレビュー

あらすじ

10年以上中学校教諭を勤めた私が、教師の裏側を明かします。
「先生に相談しても迷惑じゃない?」「不登校で将来が心配」といった保護者が抱える悩みから、「『成績を上げろ』と5時間監禁される」「実は熱血教師が学校をダメにしている」といった気になる現場の実態まで。
保護者、教師、そしてすべての人が子どもの未来のために何ができるか、考えるきっかけになることを願って、書きました。

SNSの総フォロワー数70万人超!
日本一バズっている元教師が包み隠さず話します!

※カバー画像が異なる場合があります。

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Posted by ブクログ

著者名がなんだか胡散臭く、タイトルも「本音」とか言って、
食わせ物の文章ではないかと斜に構えて読み始めた。

そしたら意外、極めて全う、まじめな本。
10年教師を勤め、夢の実現のために退職し、
コロナで生活設計が変わり、今はYoputuber。

違う立場から今の学校の問題点を整理し、最後に提案をしている。
問題点は最近私があちこちで読んでいることと重なるが、
提案は建設的なので再掲。

①定額働かせ放題の元凶「給特法」の廃止 改正が改正になってない 10%では、、
②学校に市場原理を取り入れよう     不登校支援
③部活動は完全に廃止しよう       部活の顧問はボランティア この負担が大きい
④学歴信仰、偏差値教育を捨てよう    いまや試験入学は4割以下
⑤子供と一緒に親も学ぼう        頭固いぞ、VUCAで世の中変わってるぞ ってこと

まっとうだ。
伝統の部活を廃止するのか!その前に教師がいなくなるよ、ってことだ。
 
第1章 保護者への本音
第2章 学校現場の本音
第3章 働き方の本音
第4章 生徒が気になる先生の本音
第5章 教師への本音
第6章 持続可能な学校にするための5つの提言

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2025年09月22日

Posted by ブクログ

現在の(主に中)学校教育に対する課題内容に関しては大いに共感できますが、これが決して教員の総意ではないでしょうし、改革の提言については、「言うは易く行うは難し」という印象です。

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2025年08月24日

Posted by ブクログ

元教師すぎやまさんの『教師の本音』を読んで、教育現場のリアルな姿に驚きと共感、そして少しの切なさを感じました。
「先生」という職業に対して、私はどこか理想的で清らかなイメージを持っていましたが、この本を通して、その裏側には想像以上に複雑で苦しい現実があることを知りました。

特に印象的だったのは、「教師は聖人君子じゃない。人間として迷い、悩みながら、必死に子どもたちと向き合っている」というメッセージです。完璧であろうとするあまり、自分を追い込んでしまう先生たちの姿に胸が締めつけられました。
そして、すぎやまさんが「教師の本音を語ることは、教師という職業への敬意でもある」と語っていたのが、とても心に残りました。

また、保護者や地域社会との関係の難しさ、学校の「空気」に支配されるような同調圧力、形ばかりの働き方改革など、現場の先生方が抱えるジレンマは、教育に関心を持つ一人の親としても無視できない問題だと感じました。

この本を読んでから、私自身、子どもの担任の先生に対する見方が変わりました。先生方も、子どもたちと同じように悩み、成長しようとしている一人の人間なんだと。
だからこそ、感謝や思いやりの気持ちをもっと素直に伝えたいと思いました。

『教師の本音』は、ただの暴露本ではなく、「先生たちをもっと知ってほしい」という著者の優しさと責任感が詰まった一冊でした。
今後も、教育現場の現実に目を向け、子どもたちだけでなく、先生たちにとっても優しい社会であってほしいと、心から願っています。

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2025年07月03日

Posted by ブクログ

杉山先生のYouTubeが好きで、ほとんど全部視聴してしまった自分には、すでに聞いた話ばかりでした。でも、内容はとても共感できる良い本だと思います。

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2025年05月07日

Posted by ブクログ

私は医療の人間だが、似てるなと笑ってしまった。
国と現場に誤差があるからおかしなことになっていたり、どこか聖職みたいな部分だったり、マスコミや口コミにやられたり。
結果被害者は子ども、こちらで言えば患者。
滑稽だ。

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2025年08月28日

Posted by ブクログ

この手の警鐘本は、
書いてあることは概ね同じ。
本当に引き算のできない学校という組織に
ため息ばかりが出る。
問題はこのような本を
届くべき人たちの手にいかに届かせるか。
彼らがいかに手に取るか。

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2025年06月08日

Posted by ブクログ

<目次>
まえがき
第1章  保護者への本音
第2章  学校現場の本音
第3章  働き方の本音
第4章  生徒が気になる先生の本音
第5章  教師への本音
第6章  持続可能な学校にするための5つの提言

<内容>
学校現場に長く居ると、ここに書かれていることは当たり前の世界。近年の教師が定員を満たさない、モンスターペアレント、部活だけしたい教師とそうでない教師の対立(みかけはしてないけど)も常識。第6章の提言も新しくはない。世間の賛同は得られるためには、こうした本を普及させる必要はあるかな?

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2025年04月04日

Posted by ブクログ

私は高校の教員なので、「その通り!」と思いながら、どんどん読み進めた。昭和の頃から続いていた学校教育には破綻しており、アップデートしなければならない。最近はようやく少しづつ前に進んでいることを感じることもあるが、まだまだ歩みは遅い。親世代、政治家、官僚、誰も彼も従来の知識を引っ張り出して口を出し、余計なことをしている。失われたこれまでの年月を取り戻すべく、早急な対策が必要だ。

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2025年03月27日

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