あらすじ
今夜開かれる、あなただけのプラネタリウムへようこそ
本書は、喧噪から離れて星に思いを馳せるための星空の話。
コスモプラネタリウム渋谷でチーフ解説員を務める「癒しの星空解説員」永田美絵が、各季節の星座や神話のほか、星と宇宙にまつわるお話をやさしく紹介します。
上を向いて星を眺め、壮大な宇宙に想像を膨らませていると、いつの間にか日常の些細な悩みは見えなくなっていくはずです。
【目次】
あなただけのプラネタリウム
春の章
春の星空
春を彩る星座
おとめ座の神話
幸せになれる魔法
宇宙の音楽
あなたの特等席
闇の中の光
夏の章
夏の星空
夏を駆け抜ける星座
夏の星座の物語
地球の住所
子どもの質問
ボイジャー号の旅
壮大な宇宙の中で
秋の章
秋の星空
神話に浸る秋の星座
古代エチオピア王家の物語
心が自由でいること
月を見上げる幸せ
星から生まれた私たち
星を見上げる人の想い
冬の章
冬の星空
冬の夜を飾る星座
星空で輝く絆
地球の歴史を1年にすると
心の中の真実
宇宙を解き明かす
私の世界をちょっと良くする方法
おわりに
主な参考文献
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
星空解説員によるエッセイで読みやすく2日で読めた。
実写版秒速5センチメートルでも登場したボイジャー1号のゴールデンレコードについて紹介されていて、異星人への地球の紹介がロマンチックで素敵だと思った。
p142地球に原始惑星がぶつかってできたカケラが集まってできた星が月。それのおかげで、地球の自転スピードが遅くなって生命が誕生できる惑星になった。
命を育んでくれて月に感謝したいと思えた。
p151星を見上げていると何となく落ち着く。その理由は、全て周りにあるものは元素からできている。その元素を作ったのは、星である。よって、星と私達は深い繋がりがある。私たちは星から生まれたと言える。
「星と私たちの繋がり」について知ることで、もっと星が好きになれた。
Posted by ブクログ
星の王子様を読んだ後、星繋がりでこの本を読んだ。プラネタリウム解説員の永田さんが夜空に煌めく星を丁寧に解説してくれるので、天文学に詳しくなくても楽しめる内容。まさに読むプラネタリウム。クラシックを聴きながら、静かに読みたい、秋の夜長にぴったりな一冊。装丁もとても美しく心が癒される。
Posted by ブクログ
自分が抱えている悩みなんて、なんとちっぽけなものだろうと、何かから解き放たれたような気分になる。
永田美絵さんの優しい語り口調が心地よく、プラネタリウムもきっとこんな雰囲気で語られるのだろうなと想像した。
タイトル通り、こころにそっと寄り添ってくれる本。
星座にまつわる話ももちろん楽しいし、たびたび出てくる「時には夜空を見上げて」という言葉。
空を見上げることでポジティブな気分になれることは証明されているのだとか。
どうしても下を向くことが多い生活の私。
外を歩く時だけでも、上を向いて…を心がけよう。
Posted by ブクログ
最近、眼線がずっと下を向いているな、と感じる人にぜひ読んで欲しい本。とてもとても元気をもらえます。ゆっくり深呼吸をして、明日も顔上げて行けてこう。
解説員の方の書いた文章だからか、すごく朗読しやすい。しててとても楽しい。
Posted by ブクログ
語りかけ方が優しく、そっと私だけのプラネタリウムを聴いているかのような感覚になった。
星空はどんな時もそこにあって、私たちを照らしてくれているのだと、そして広い宇宙の中でこの地球に生まれたことは奇跡なのだと、教えてくれた。
Posted by ブクログ
自分が今抱えている悩みや葛藤は宇宙というスケールで見ればあまりにも小さく、そこにこだわり労力を割くことはもったいないことだと気づくことができた。
特に、空を見上げることについての話が印象に残った。下ばかりを見て俯いていると気分もマイナスになり落ち込んでいくばかり。上を向くことで気分もプラスになり前向きになれると書いあり、真実かを疑ったけれど実際、空を見上げてみるとなんだか心が軽くなるように感じました。
空は誰のものでもない。またそんな空を見ていると自分も今より少し自由になったように感じられる。自分の気持ちを軽くできる一冊だと思う。
Posted by ブクログ
星や宇宙の話、ギリシャ神話など星にまつわることがおおく、エッセイでかかれており、とても楽しかった。つい、落ち込んでしまったり、絶望したりしてしまうと、下を見てしまうけど、そういうときこそ、空を見上げて、星空を眺める。それが前向きに生きていく方法なのかもしれない。