あらすじ
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オキナワの内部と外部、両方の視点から「オキナワの家」を語った本。
本書は、建築家やアーティストや作家が子どもたちに「家」について伝えるシリーズから生まれました。
著者の伊礼智は、沖縄に生まれ育ち、その後、生活の拠点を東京に移した建築家です。
本書では、著者の経験をふまえ、沖縄の歴史・風土・暮らし・家の工夫などが、美しい写真やイラストとともに、大人にも子どもにもわかりやすく書かれています。
沖縄での暮らしのなかで影響を受けた「住食同源」な家のありよう、また、沖縄らしい「テーゲー」(いい加減な感じ)感覚の楽しさが伝わってくる一冊です。
「家」を語っていながら、沖縄の「地」の魅力にあふれた名著が、改訂版としてついに復刊です!
▼内容
◇琉球という国
◇戦争が沖縄の住まいを変えた
◇日本の中での沖縄らしさ
◇伝統的な沖縄の住まい
--屏風という環境装置
--見えない境界スージ(路地)の楽しさ
--開放的な間取り
--雨端…大きな軒下空間
◇見えないちから
--あの世の住まい
--住まいのまわりの神々
--シーサーが家を守る
◇沖縄の家がたたかってきたもの
--風をふせぐ
--熱をさえぎる
--天水
--シロアリ
--湿気
◇伝統的な沖縄の住まいの素材とかたち
--赤瓦
--石灰岩
--チャーギ
◇沖縄の現代住宅事情ほか
※本書は、2004年 インデックス・コミュニケーションズ刊『オキナワの家』を底本に、再編集・一部改訂して復刊するものです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
年に1回は沖縄の離島等を旅していて、沖縄の建築に興味があったので手に取ってみました。屏風(ヒンプン)、雨端(あまはじ)等といった沖縄の昔ながらの家屋の造りの特徴について、見たことはあるけど、よく知らなかった名称や機能について学ぶことができて、ページをめくるたびになるほど!と思いながら興味深く読みました。
個々の家屋だけでなく、街並みとのつながりについても、歴史的・文化的背景等について、写真やイラストを多用して大変分かりやすく書かれており、ルビもふられているので、子どもでも読みやすいと思います。
沖縄は「あいだ」の空間が豊かという意見に大いに共感します。そういうきちんとし過ぎていない「てーげー」な空間の存在が、私が沖縄に心地よさを感じる理由の一つなのかもしれないですね。
Posted by ブクログ
朝ドラちむどんどんの舞台である沖縄をもっと知りストーリー以外でも楽しみたくて手に取った。
家の構造が詳しく詳しく書かれていた。
以前沖縄に旅行に行った時に訪れた斎場御嶽やフクギ並木の趣を後になってより理解できた感じ。
文化、伝統があるって良いね。沖縄行って踊りたくなった