【感想・ネタバレ】文読む月日(上)のレビュー

あらすじ

1日を1章とし、1年366日、古今東西の聖賢の名言を、日々の心の糧となるよう、結集・結晶させた、一大「アンソロジー」。最晩年のトルストイが、序文だけでも100回以上の推敲を重ね、6年の歳月を費やし、心血を注いで完成させた。総勢170名にものぼる聖賢の名言の数々は、まさに「壮観」。トルストイ自身、「自分の著述は忘れ去られても、この書物だけは、きっと人びとの記憶に残るに違いない」と語り、臨終の数日前にも、娘タチヤーナに10月28日の章を読ませて、「みんないい、みんな簡潔でいい……、そうだ、そうだ……」と呟いたという。トルストイを敬愛してやまない訳者の「心訳」による、わが国初の完全訳。上巻は1月から5月までを収録。

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Posted by ブクログ

 古今東西の箴言を集め,編集した本.よって本書自体にトルストイの直接的な言葉はない.だが,トルストイの最も基礎にある価値観が浮かび上がる.
 信仰は普遍的なものであるということを確信した.私の関心は,イスラム教に軸を置いているが,時代・場所・所属に関係なく,やさしい心を持った人間はいるものだなと身に染みた.

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2023年06月10日

Posted by ブクログ

名言の抜粋とか超訳とかはあまり読まないのだけど、これは巡り会えてよかった。1日1日、気を新たにできる。何度も何年でも。

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2022年05月17日

Posted by ブクログ

トルストイ抜粋の365日にわたる格言集。
毎日読むのも手ですが、何かあったときに読むとクールダウンできます。
自分のお気に入りの言葉を見つけるのもいいかもしれません。

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2009年10月04日

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