あらすじ
著者自らが身銭を切って全国の霊能者を訪ね、徹底検証した傑作ルポルタージュ。霊能者には何が視(み)えるのか? 本物は存在するのか? ●知人の紹介で、神奈川県の山奥に霊能者を訪ねた著者。待っていたのは「ライオンの守護霊に護られている」と語る、ライオンの被り物を身につけた奇妙で不思議な“先生”だった――。 〈CASE.1〉“獅子”の力を宿した能力者 ●懇意のバーテンダーが、定期的に霊能者のカウンセリングを受けているという。そのツテから京都から自宅に“先生”を招き、意外とためになる先祖供養の作法を聞いた著者。後日、仲介者の経営するバーで、科学ではどうにも説明のつかない事態に遭遇することに……。 〈CASE.3〉京都からやってきた出張霊能者の実力は!? ●著者が、目に入れても痛くないほど可愛がっている飼い猫の小鈴。ある日、ペットと対話してその気持を伝えてくれるという動物専門霊能者の存在を知り、突撃することに。果たして小鈴の本音は? 〈CASE.16〉愛猫の本音に迫る!? ペットを霊視してみたら……。 ほか、関西で暗躍する“夜の蝶”、凄腕と評判の秋田のイタコ、勝手に守護霊を視てくる大阪のおばちゃん、“天使の使い”を名乗る美少女系霊能者、山陰の「怖場」を語る魔女っ子……など、ひと癖も、ふた癖もある面々とのセッション。そしてついに科学では、どうにも説明のつかない事態に遭遇する!?
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Posted by ブクログ
数多いる自称霊能者を探し東奔西走。時折現れる本物(と思いたい)と会うエピソードや胡散臭い鑑定など貴重なルポといえます。そもそも「視える」人と会う事自体難しいのでは。20件と多くの体験があるため一種のスピリチュアルマニュアルとしても活用できそうです。
Posted by ブクログ
オカルトもホラーも大好きなんだけど、信じてはいないという面倒くさい性質の私にとって、まさにこれ!という感じの語り口で、非常に楽しく読みました。 霊能者に会いに、西に東に向かう著者の語り口は、稀に出現する、「この人は本物では...?」という人に対しても、一定の距離をとりつつ、記載されていて信頼できました。
Posted by ブクログ
会いに行かれた霊能者さんは、霊視ができるだけじゃなくて将来のアドバイスもされてたから、読む前にイメージしてた感じとちょっと違ってた。
私がイメージしてた霊能者さんって、CASE18に出てくる魔女っ子さんのような感じ。
霊が視える祓えるというのが霊能者さんで、将来のアドバイス的なのはどちらかと言えば占い師さんの範疇なのかな…って思ってました。
前世とオーラは確かめようがないから、その話が出た時は注意的なことを話されてたけど、霊が視える視えないも霊感のない私からしたら確かめようもない。ただ、興味はすごくあるから、色々言われると私の場合はそのまま鵜呑みにしてしまいそうで…要注意だね。
疑い深い著者さんも、どこかの章でちらっと、ほんとに困ってる時は近づかないようにする、頼りにし過ぎて自分で考えなくなってしまうから、的なことを(そのようなニュアンスだったと思う)言われてたから、私の場合はそもそもお会いしない方がいいのかもしれない。。会ってみたいけど。
魔女っ子さんが語られてた「最近の輪廻転生事情」に驚きです。もう少し詳しいことが知りたい。そして、もう既に魔女っ子さん情報を鵜呑みにしてしまっている私(笑)
Posted by ブクログ
こういうのってなかなか本物はいなさそうww確かにオーラだの、守護霊だの言われても見えないから確かめようがないもんね。まさに早く言ったもん勝ちの世界。それにン万円払ってでも会いに行く著者のスタンス、なかなか面白い。