【感想・ネタバレ】死んだら永遠に休めますのレビュー

あらすじ

死んでほしいと思っていたパワハラ上司が死んだらしい。容疑者は──部下、全員。発売前から「一気読み」「怖すぎる」と話題沸騰の、新しいストーリーテラーがおくる恐怖の“限界会社員ミステリ”!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

めっちゃくちゃ面白かった
読みやすい
青瀬がずっと怖いけど
結局マンションでの夜の叫び声とかは夜驚症ってことでいいのかな
佐伯報われないけどしつこいなとも思う

0
2025年11月12日

匿名

ネタバレ 購入済み

読後感が最悪。誰を信じたらいいのかわからなく人間不信になりそう。それでも主人公を支えてくれる人がいるのが救い。

0
2025年04月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初の2章までは事件と調査みたいな感じで気になる気になる感じで楽しかった。
どんどん青瀬のやばいところが出てきて、これは元々やばい人間なんだなと実感。読んでいて辛いところも多く、嫌な気持ちにもなりそう。
青瀬がどんどん追い込まれていき、何度も嘔吐。周りはもうずっと憐れむ目だし、もうこれは誰が悪いんだ?という感じ。
いくつかのシーンがしっかり伏線になっているし、読んでみるの納得の回収とラスト。
帯に書いてある内容がかなりしっくりきて、悪意の連打、地獄のような読書体験とか、これはたしかにそう!
かなり最初に出てくる、『疲れている人間は、母音がうまく発音できない傾向にある。』これはほんとに衝撃な文章だった。ここからもうずっとみんな疲れすぎている。ずっと正常な判断ができていない。




正直ずっと仁菜と佐伯を疑いまくっていました。なんかごめんなさい。
ラストの真相は全然予想してなかったなんか恥ずかしい。。
そしてたびたび入る回想シーンはそちらのお方でしたか。もう誰が主人公なのか、まぁ探偵役って視点にならないからそういうことか。
仁菜のキャラクターが微妙に感じていたけど、最後まで読むとめっちゃ良い。これはこの探偵役で続編が欲しいところ。
佐伯が犯人ではないのは分かったけど、どうみてもストーカーだし、佐伯が怪しいのは間違いない。連絡をしないラストは良い。
青瀬はこれからしっかり福祉サービスで就労継続支援でも受けて欲しい。

0
2025年10月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ブラックな職場で疲弊する28歳の限界会社員・青瀬が主人公。突然、パワハラ上司が失踪し、青瀬を含む部下全員を容疑者として「私は殺されました」というメールが職場に一斉送信され、その真相を天然っぽいが妙に頭の冴える派遣社員・仁菜とともに探っていくという限界会社員ミステリ。
この真相は予想できず、あっと言わされた。確かに救いのない結末だが、ミステリ小説としては面白かった。ブラックな職場で働く限界会社員の描写もかなりリアリティがあった。
ただ、主人公が所属する部署が、職場全体の雑用を引き受ける6人だけの「総務経理統括本部」であることなど、設定にちょっと無理がある気はした。

0
2025年10月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最近こんな感じのタイトルの本ばかり読んでいる。
なんでだ。死ぬのか?


パワハラ上司からの圧に日々耐えつつ雑務に追われまくる主人公に、
突然襲い掛かる上司の失踪。
…からの『私は殺されました』メール。
差出人はパワハラ上司。容疑者は自分含めた部署メンバー。
周囲から向けられる疑いの眼差しと、
現況が消えても全く楽にならない自分の状況。

途中警察に疑われる時もあり、
冷静に考えれば警察側の言い分も正しいんだろうけど、
社畜…というかブラック企業に勤めている人って
常識とかルールみたいなものは通用しないんだと思う。
だから限界まで働いちゃうわけでね…。

最終的には業務に忙殺されていた主人公は
ただひたすらに要領が悪いのではないか、という話になるけど
途中殺人容疑がかけられて社内で腫れもの扱いされている時に
ある女性が「こっちで印刷するので大丈夫」と返答する場面がある。
つまり、自分でやれば数秒で終わる仕事をわざわざ人に頼んで、
それが遅れて何度も文句を言いに行くような会社だということだ。
他にもそういう事例はあると考えれば、
この会社ってどういう風に仕事回してるの?と思う。
途中主人公も言っているけど
自分に全く関係ないものの議案とか作るのもおかしい。
わかるわけない。
じゃあその部署の人たちは何の仕事してるの?
とまぁ気になるところは多々あるが、
仁菜ちゃんですら認めているので仕事が出来ないのも事実なのだろう。
主人公、仁菜ちゃん共に頭が悪いわけではなく、
もしかしたら専門機関にかかれば診断がつくっていうタイプなのかもしれない。

最終的に、結局仕事仲間は人生の友にはなれない、
というオチがつくけれど、
私はずっと佐伯さんが犯人だと思ってましたよ。
だってあの優しさ異常じゃない?
ある種の執着を感じる。
スマホから盗撮画像が出てきたときには、
これキタ、佐伯だ!って思ったんだけどなぁ…
え、佐伯さんただただ優しい神様ってこと?

それもそれで怖い。

0
2025年12月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

総経本部に勤める青瀬は、上司の前川からのパワハラにまいっていた。派遣の三井はミスばかり、膨大な量の仕事に手が回らない日々。ごみ捨てもできず生活もボロボロ。おそらく鬱だ。
そんななか、思いもかけず前川が失踪する。そして社員全員に届いた「総経本部の誰かに殺された」という告発メール。周りから白い目で見られながらも、真相を探そうとする青瀬と三井だったが……。

え、そんなことある? といった決着だったけど、物語としてはまぁまぁ楽しめました。ブラック企業の闇を垣間見た気がします。それにしても酷いよなぁ。

0
2025年11月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ブラック企業の社畜ミステリー。
嫌味な上司の常習的なパワハラ、高圧的な同僚、説教部屋、常態化した深夜残業⋯などなど、読んでいるだけで疲労する主人公・青瀬の職場環境。
簡単なタスクなのに膨大すぎて捌けなかったり、聞いたそばから依頼を忘れたり、相手が何を話しているのか聞き取れなかったり⋯どれも原因はメンタルが限界過ぎるがゆえと思っていたら、青瀬が正真正銘のダメ社員だったと分かった時の絶望がすごかったです。。
ずっと一人称だったため、完全に青瀬目線だったので⋯。
かつての青瀬は、人にどう思われるか気にしない人間だったのに、会社での数年間で本来の天真爛漫さを失い、一方の仁菜ちゃんは、学生時代〜の数年でしたたかな生き方を身につけた。
人は環境や考え方ひとつでこうも変わってしまうし、変われるのか⋯と。

とにかく青瀬の実家との関係が良好なのが本当に救いでした。
青瀬の仕事ぶりは壊滅的だったようだけど、総経本部の部下ほか4人にも強く当たっていた前川はある意味、平等だったのか⋯?と思うも、前半のパワハラぶりは耐えられるものではなかったし⋯。
青瀬殺害計画を裏で進めつつやさしく接してくる丸尾さんこわっ⋯。
など、真相がわかってからはざわつきっぱなしでした。
後半、佐伯をずっと勝手に危険視していて、結局何もなかったけど、やっぱりなんだか不気味だったので、最後手紙を捨てたのがよかったです。

0
2025年11月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ブラック企業、超過勤務、パワハラ上司に汚部屋女子と気の滅入る内容が多いなか、青瀬と仁菜ちゃんの軽快なやりとりが唯一の救いか。犯人が判明するまでは一気に読み進めていったが、犯人があれ?って感じで分かり(佐伯か仁菜ちゃん疑ってた)、犯人判明後はメデタシメデタシと思いきやその先が…結果として会社を辞めたというところではひとつの区切りがついたのかもしれないが後味悪し。

あと伏線…ある人の感想には回収に重きを置いてないのではとの感想もあったが、何となく結局それはなんだったのか不明な部分がチラホラありこちらも後味悪し。(何でもかんでも回収すればいいってもんでもないのですが)

あと各章末とエピローグ。若かりし頃の青菜と仁菜ちゃんとのやりとりだが、年齢的にいって10年も経っていないし中々に変な出会い方しているので覚えていそうなものだが、青菜は分かっていない設定???

でも実際問題として自分も他人からどのように見られているのか、てっきり集団行動の中でそれなりの立ち居振る舞いをしているつもりだが実際どのように思われているのか、無性に気になってきた。


<ドラマにするならこの人>※勝手な個人的妄想。
青瀬・・・飯豊まりえ又は川栄李奈
仁菜・・・芳根京子又は福原遥
佐伯・・・神木隆之介
前川部長・・・長谷川忍(シソンヌ)

0
2025年11月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

パワハラ全開の嫌われ者の上司前川がある日突然に失踪。総務課の全員が被疑者となる。
上司はどこに行ったのか?犯人は誰なのか?
死んだら永遠に休めます
のタイトルに惹かれて軽い気持ちで読み始めた。
ブラック企業でボロボロになって働く青瀬と派遣社員の仁菜のやりとりが面白い。大変な状況なのに仁菜のひと言ひと言に笑わされる。

しかし、謎が解き明かされ、驚きの真実に衝撃を受けた。青瀬は仕事ができる女性ってミスリードさせられていた事に愕然とし、同僚のあまりの仕業に不快感が生まれた。
明るいまま楽しい結末にして欲しかった。テーマが重いだけにスカッとしたかったなぁ。

0
2025年11月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どこまでも救われない主人公。なのに、感情移入できず、可哀想って思えないのはなぜだろう。

 物語が進むごとに状況が悪くなっていくという、どこまでも救われない展開。仕事に忙殺され、上司のパワハラを浴びることで人格がボロボロに壊れていき、悪循環に陥っていく様がとてもリアルで恐ろしい。

 環境の悪さが主人公を苦しめ、ミスを引き起こし、心身ともに追い詰められていると思いきや、実は主人公によって環境を乱していることが分かったときには、本当に救われない話だなと感じた。

 一読者である私ですら主人公に哀れみを感じなかったのは、そういう根底が作品全体からじわじわと滲み出ていたからだと思う。どんでん返しというよりは、深く沈みこんでいくようなツラみのある作品だった。

0
2025年10月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

物語の進み方は面白かったけど、衝撃のラストを作ることが目的のような小説に感じた
モラハラ上司や過剰労働を題材にする割に、人事部長が何の対策もせずに社員のことを無能呼ばわりしていることにはかなりモヤモヤした
何が言いたかったのかな、人には向き不向きがあるってことなのかな、、、?

0
2025年10月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後のタネ明かしが怖い!
それまでのブラック企業の実体、主人公の心境が辛すぎて読むのが少し苦しかった…。
派遣の仁菜ちゃんややたら気遣ってくれる元カレの佐伯さんが怪しいのではと変に疑ってしまった…。

0
2025年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

忙しくて忙しくて細かいことは手につかない状態が昔のしんどかった頃を思い出させて個人的には辛いものがあった。郵便物見てないとかあるある。段々と自分の記憶が信用できなくなっていくとこまでは経験ないけど、どんどんおかしくなっていくのを感じた。
最後のところは、大どんでん返し!とは言わないけど「え、そうなん?」ってなった。主人公の視点だと曖昧だった主人公の無能さ(そうかな、と思う描写はある)も指摘されて、「うわ自分もそう思われてるかもしれんよな」と少し胸が苦しくなる思いがあった。
なにがどうなってるのか気になって一気に読めました、面白かったです。

0
2025年12月14日

「小説」ランキング