あらすじ
「私に専門家になろうという野心があるとしたら、釣りの楽しみについての専門家になりたい」
「自分の時間を獲物の状態に合わせる自由こそが喜び」(本文より)
人生を、仕事・休養・リクリエイションから成ると捉え、
何ものにも妨げられない時間の価値を著者は説く。
釣ることの技術と共に、その喜びを読者と分かち合い。
「良き余暇のありよう」を伝える味わい深い名随筆。
新たに原書の挿絵を収録して復刊。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
釣りは未経験だけど興味があったので購入。
未経験な上に100年以上前に出版された海外の本なので、文中に書かれている釣りの技法が現代の日本で通用するか私には分からないけど、それよりも筆者が心から釣りや田舎の風景を楽しんでいる様子が伝わってくるのがよかった。
私の脳内にもイギリスの田舎にある川や海の入江、風や水の音、日差しなんかが浮かんできて、釣りを知らない人間でも十分に楽しめた。
釣りの方法を指南する本というよりかは釣りや田舎の素晴らしさを伝える本という印象を受けた。
中でも彼が子どもの時の経験を書いた部分は全く知らない生活なのにどこか懐かしさを感じて好きだった。