あらすじ
ロシア軍上陸、迎え撃つ自衛隊!! 元自衛官の芥川賞作家による衝撃作を鮮烈コミカライズ!!
宣戦布告のないまま、ロシア軍が北海道に上陸した。自衛隊は住民を避難させ、防御態勢を固める。にらみ合いが続くなか、小隊を率いる安達3尉は、釧路郊外の中隊指揮所から呼び出しをうける。「敵は明朝、行動開始と見積もられる」。迫り来る戦車、装甲車、歩兵戦闘車……。”ホンモノの戦闘”がはじまる!
小泉悠(東京大学先端科学技術研究センター准教授)推薦!!
「読みながらウクライナの戦禍に思いを馳せた。これは私たちが生きる時代を描いた21世紀の漫画だ」
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
実際に戦争状態になった際、戦場で自衛隊(陸自)がどのようになるのか、イメージを持つために購入。
原作の小説はウクライナ戦争前に書かれていることを注意する必要がありますが、例えば、トランシーバーでやりとりしてても、戦闘状態になりネットワークが混線し役立たなくなると、人が各陣地に直接行って状況確認せざるをえなくなるとか、リアルに描かれてます。陣地・塹壕も「こういう感じなのか」とイメージがつきます。
ウクライナ戦争において、各メディアで、Starlinkなど通信の重要性や私用スマホの危険性、ドローンの活躍などが報道されていることから、今後、戦闘の様子もマンガとは異なってくるかと思いますが、仮に「もし今、戦争が起こったらこんな状態になるのだろうか」と想像することができます。
Posted by ブクログ
小説『小隊』のマンガ版。内容は小説をしっかり踏襲した内容となっていた。
戦闘描写の迫力を期待して読んだが、マンガの技法がそこまでうまいわけではなく、まあ及第点か。絵であることでイメージはある程度わいたけれど、期待を超える感じではなかった。
小説を読んだのは確かウクライナ戦争以前だが、ウクライナ戦争後に改めて読むと、北海道が舞台というだけで単なる正規戦の話であり、凄惨さはない。理不尽なインフラや都市への攻撃も、前線での膠着も、民間人や捕虜の殺害も、子どもの連れ去りも、それらが起こる前の話。
Posted by ブクログ
原作のとっつきにくさは漫画になることでかなり軽減されている。
文字情報を基に頭の中で膨らんでいたイメージとのギャップはどうしてもあるが、原作の迫力は失われていないと感じた。
版を重ねているようなので結構話題作なのかな?