あらすじ
妖精の姿が見えるだけ。特に助けてもらえるわけでもない。シャルロッテのそばを、妖精はただ蝶々の如く飛んでるだけ。止まってるだけ……。
そんな妖精の愛し子でもなんでもない男爵令嬢シャルロッテは、騙されて結婚することに。
相手は侯爵令息メイナード。愛する平民との間にできた子を貴族に仕立てるため《偽装結婚》させられてしまった。
ひょんなことから、妖精の魔法で14歳で成長が止まったシャルロッテは、ひたすらつらい結婚生活に21年耐えた。
もうよくないか? 「今日から自分のやりたいことをしようと思います」
そして、ついに新しい人生の幕が開く――離婚して妖精の魔法が解けたシャルロッテは、生家の男爵領でのブーケ屋さんを始め、妖精の声が聞こえるだけのルイと出会って……。
どうやら、妖精は若者言葉らしい!? たまにブーケが光ると思ったら、何やら妖精が絡んでた!?
実は公爵様だったルイの待ったなしの溺愛!
人気新人作家・雅せんすが大大加筆で贈る異世界恋愛応援ストーリー。
感情タグBEST3
面白い!ルイから出てくる妖精さんたちの会話がイマドキ少年少女で笑ってしまいました。シャーリーも21年よく耐えました。そんなシャーリーの心を癒したのはフワフワしたルイの想い。その後出てくるキャラがみんな面白くて楽しかったです。
匿名
なんか、面白い
妖精が見えたら話し声が聞こえるなど、他人と違うということは、差別される可能性があることであり、幸せとは言えないかもしれません。その上でヒロインは、男爵家という弱い立場で逆らえず、21年もの間人生を棒に振りました。でも、離婚後はその能力のお陰で、素晴らしい人生がもたらされました。そしてその恩恵は周囲をも巻き込んでいきました。とても幸せな読後感です。