【感想・ネタバレ】一冊でわかる東欧史のレビュー

あらすじ

東欧の国ぐにはどんな歴史を歩んできたのか。図やイラストを使いながらわかりやすく、ていねいに描く。コラム「そのころ、日本では?」「知れば知るほどおもしろい東欧の偉人」も役に立つ。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

この本ををスラスラと読んで理解できる人は、この本を読む必要はないのだろうと思う。
次々と現れる、脈絡があるのか無いのか判別の難しい話が、細切れに語られる。
自分だけかも知れないが「バルカン半島ってどこ?」な人が読むのは不可能に近い難行である。
しかし、今はAIがある。Geminiに分からないところは教えて貰いながら読み進めるうちに少しずつだが理解が出来る様になってきた。
複雑な民族と宗教。地域ごとに異なる歴史は簡単には頭に入らないが……
現在の東欧の国々の名前を言われてその場所がすぐさま分かる人は少ないのではないか。
たぶん、自分も読後にその位置を正確には把握出来ていないだろうと思う。
国々の名前が空欄になっているような試験問題が出たら完全にアウトである…^^;

近代以降もオスマン帝国、ロシアやオーストリア・ハンガリー二重帝国、西欧の列強に翻弄され、戦後はソ連の社会主義に都合の良いように扱われてきた。
日本人の私には理解が難しいところもあるが、それでも自らの民族を大切にし、その独立や共存を身体を張って追い求める姿は、あまりにも強烈だ。サラリと述べてある反乱や争いも当時は大変な命懸けの行為であっただろう。
書かれてある歴史を少しずつ調べながら追って行くと東欧史というの非常に興味の湧く歴史の分野であった。
あまりにも複雑過ぎて、学校の歴史の授業では教える方も教わる方も深くは関わりたくないというのが本音だろう。(歴史の先生だって何でも知っているわけではないし…)

それでも「世界の火薬庫」とまで呼ばれたこの地域のことを知るのはヨーロッパの歴史と文化を知る上で欠かせないものであると今は思う。
挫折を繰り返しながら半年掛かったが、読破して良かったと思う。
ある面、ヨーロッパへの見方が変わったと言っても過言ではない。
読みやすい本では決してないが、大いにお勧めしたい。
(ただし、地理に関してはAIでは足りない。箇所によっては歴史地図などを適宜参照して頂きたい)

0
2025年07月28日

Posted by ブクログ

各国の歴史が混ざり合うため、平易な記述にも関わらず知識なしには理解しづらいことは否めない。それだけ東ヨーロッパは、たくさんの国や人物が生まれ活躍した地だということだ。ポイントを絞って書かれているうえ、昨今の情勢に関わる地域のため、これだけは理解しておきたく思う。

0
2023年12月19日

Posted by ブクログ

東欧の辺りの歴史のざっとした流れをつかむには良い一冊。
だけど、この複雑さを「一冊でわかる」のは無理があるかもしれない。
語りとしても教科書的な簡潔に客観的事実を並べるタイプなので、正直中身が頭に入ってこなかった。

0
2023年09月19日

「学術・語学」ランキング