あらすじ
「俺はもう死にたいなんて思わないよ」
週刊誌カメラマンの理太は、仕事中に過労で倒れ、休養のため祖父のいる田舎町へやってくる。
先行きに不安を覚え、気晴らしに訪れた夜中の神社で理太が出会ったのは、
ミステリアスな雰囲気の謎の青年・雨音。
自分は雨を操れる“神様”だと言う雨音をはじめは怪しく思う理太だったが、
優しく無邪気に自分を受け止めてくれる雨音と時間を共にするなかで、少しずつ惹かれ合っていく。
しかし、神と人間が恋仲になるという禁忌を侵したことで、2人の体に異変が起き始めて……?
★マイクロコンテンツ版配信時のカラーを完全収録!!
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降る雨のような静かな物語
都会でボロボロになって息をするのもやっとという青年がたどり着いた田舎町。
神社で出会った神様と道ならぬ恋に落ちて…という話
ちょっとクセのある画風ですが、物語は優しくゆっくり傷ついた青年を癒してくれます。神様との記憶は持続性がないので、少し前のこともどんどん忘れてしまう。神様は写真には写らないので、ただ記憶にない風景の写真だけが溜まってゆく…切ないです。
雨がトラウマの引き金になるので、雨を操る神様とは出会うべくして出会った感じです。
好きになってから合体まで早いな!とは思ったけど、どんどん神様のことを忘れてしまうので双方焦っていたんだろうな…
ネタバレを書いてしまうと、最後に出会った時、どちらも相手を認識してるのがちょっと意味不明でした。忘れちゃう縛りが切なくて良かったのに…
神様じゃなくなったから?
ページの関係もあったでしょうが、お互いなんだかわからない絆を感じて、また関係を構築していく過程も読みたかったです