【感想・ネタバレ】トヨタ生産方式でドラッカーの『マネジメント』を読み解くのレビュー

あらすじ

「知の巨人」といわれる経営学者・ドラッカーの『マネジメント』は現代経営学のバイブル。だが、それが発表される前後に、トヨタ自動車では大野耐一氏の指導のもと、『マネジメント』を絵に描いたような経営が実践されていた。「トヨタ生産方式」である。大野氏に仕え、その展開に貢献した著者が、トヨタの生産現場を事例にドラッカーの経営論をやさしく解説。手に取るように『マネジメント』の要諦が理解できる画期的ガイドブック。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

著者のトヨタ生産方式シリーズ第二弾。
トヨタ生産方式をベースとしたトヨタの経営哲学に対し、ピーター・ドラッカーのマネジメント哲学をタイトルの通り読み解いた書。
ドラッカーのマネジメントに関しては、様々な解説書が世に多数出回っているが、日本のリーディング製造業といっても過言ではない、トヨタの中でも核(コア)であるトヨタ生産方式の礎を構築した著者の実体験に基づいており、軽快に読み進めることができました。

あらためて、「現地現物」「真摯さ」の重要性を感じました。
そして、「Foresight」「Credibility」「Collaboration」を心に宿して♪

0
2017年05月07日

Posted by ブクログ

さすがにトヨタで大野耐一さんの薫陶を受けていただけあって、いわゆるトヨタ生産方式についての説明はしっかりしているが、どうも我田引水な感じを受けなくもない。政治に対する発言も、よくよく読むと減税や非正規雇用に関する考え方などは大企業よりな発言が目立つ。それに確かに執筆当時は民主党政権で政府の発言にリーダーシップはなかったが、今の自民党も似たり寄ったりではないのか。トヨタ生産方式が唯一無二の正解なのか、など気になる点も多い。「マネジメント」のエッセンスと、トヨタ生産方式のエッセンスを一度に知るのには一石二鳥な一冊ではある。

0
2015年02月21日

「ビジネス・経済」ランキング