【感想・ネタバレ】江戸時代のオタクファイルのレビュー

あらすじ

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太平の世とうたわれた江戸時代、人びとは学問や趣味・娯楽で暮らしを彩りました。本書は特定の事物にのめり込んだ人、それらを生きがいとした人を「オタクの先人」とし、そのディープなオタクライフを紹介します。象に憧れ遠い異国から呼び寄せてしまった将軍、43年越しに地元のPR誌を作り上げた商人など、その興味の対象はさまざま。どの人物も自分の「好き」に忠実で、じっくりと対象に向き合うすがたは現代の私たちと紙一重。親近感すら覚えます。今、なにかにハマっている人も探している途中の人も、辛酸なめ子さんを案内役に、彼らの清々しい欲望を覗いてみませんか。

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Posted by ブクログ

如何にも辛酸なめ子さんらしい視点で描く江戸時代オタク名鑑。太平の世となり文化絢爛な江戸時代とはいえ、オタクとして生きるには情報入手するにも相当な苦労があった中、否障害があるからこその濃密で一途なオタク生活っぷりの一面が垣間見える。

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2025年07月14日

Posted by ブクログ

いつの時代にも、特定の対象に非常に詳しい知識を持ち熱中している人たちがいる。
以前は否定的なニュアンスを持っていた「オタク」という言葉だが、最近は肯定的に更に自信を持って「オタク」を自称してたり紹介されているのに若干驚いている。時代も、言葉も、変化していくんだなとしみじみ思う。
辛酸なめ子さんの淡々とした冷静かつ丁寧なツッコミ文章は独特でクスリと笑えた。

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2025年11月07日

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