あらすじ
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太平の世とうたわれた江戸時代、人びとは学問や趣味・娯楽で暮らしを彩りました。本書は特定の事物にのめり込んだ人、それらを生きがいとした人を「オタクの先人」とし、そのディープなオタクライフを紹介します。象に憧れ遠い異国から呼び寄せてしまった将軍、43年越しに地元のPR誌を作り上げた商人など、その興味の対象はさまざま。どの人物も自分の「好き」に忠実で、じっくりと対象に向き合うすがたは現代の私たちと紙一重。親近感すら覚えます。今、なにかにハマっている人も探している途中の人も、辛酸なめ子さんを案内役に、彼らの清々しい欲望を覗いてみませんか。
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Posted by ブクログ
如何にも辛酸なめ子さんらしい視点で描く江戸時代オタク名鑑。太平の世となり文化絢爛な江戸時代とはいえ、オタクとして生きるには情報入手するにも相当な苦労があった中、否障害があるからこその濃密で一途なオタク生活っぷりの一面が垣間見える。