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Posted by ブクログ 2013年03月11日
以前、ジャンボジェットが問題があってどうのこうのという時に話に出た本を今更読んでみた。
航空機事故の観点から、社会に潜む危険を論じる『危険学』というものについて書かれたもの。
航空機のみならず、3.11後の原発の話なども含んでいる。
メインは航空機事故なので、御巣鷹山など、非常に痛ましい事故の紹介...続きを読むが多く、正直飛行機に乗りたくなくなる内容である。まあ、本文中では最近の飛行機事故の確率の低さも当然言及しているわけだが…
全体的に分かりやすく、色々な危険を航空学の観点から見るという斬新な考え方でおもしろかったが、問題が1つ、表やグラフが非常に分かりにくいということ。
この危険学自体、ディスカッショングループの発表のまとめのようなものらしいので、表などはその発表中に用いたものを使っているわけで、つまり言葉で詳しく説明したであろうものがいきなりポンと出てくるので見ただけではわからないものが多かった。
Posted by ブクログ 2013年02月08日
最近は国内航空会社での大きな事故は起こっていない。 それは航空機の進歩及び技術の進歩によるところが大きい。 それでは事故件率がゼロになることはない。 それを限りなくゼロに近づける進歩が今後更に進むであろう。
Posted by ブクログ 2012年08月05日
組合に対してバイアスがかかっているところや、自慢話があったりするものの、おおむね納得できる内容。
目新しさはないが、改めて組織のなかで安全を守ることの難しさを認識させてくれる。
・安全に対するリソース(人・モノ・金)を継続的に確保する
・組織の隙間に注意する
・人は目に見えるものに引きずられる。
...続きを読む・経営は厳しくなると余裕がなくなり、表面的、対症療法的、短期間的思考を選択しがちになる。
・平時こそ不測の事態、想定外の事態に対する備えが大切
・元があり予兆があり結果がある。予兆をこまめに見抜いて、結果が出る前に元を断つことが大切。
・危険が存在していてもこれを感知できるか、できないかは、企業の安全文化による。
・安全活動は、即効性がなく、目に見えない。正解、ゴールのない永遠の活動である。