あらすじ
藤井王位が学んだ人気のモンテッソーリ教育。子どもの脳と体が驚異的に発達する０歳から２歳になるまでのモンテッソーリ子育てを、マンガとイラストをふんだんに入れて紹介する。新装版。
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Posted by ブクログ
モンテッソーリってなんだ？という超初心者向け。
マンガや絵が多く、あっという間に読み終えられる。
SNSで断片的にモンテッソーリの知識は入ってくるが、一冊体系立った本を読むと理解が深まると思った。モンテッソーリについて既に知っている人は、多分新しい情報は無いと思う。
赤ちゃんが生まれ持っている成長する力（自己教育力）をサポートするのがモンテッソーリということで、妊娠中、産後8週間、〜5ヶ月、〜2歳までのざっくりとした方針が書かれている。
モンテッソーリによく登場する敏感期についても書かれていたが、具体的に何ヶ月頃にどのような敏感期があり、それぞれの敏感期にどんな玩具を与えれば良いのか、という情報がもっと詳しく載っていると良かったなと思った。
以下はネタバレを含む自分向けのメモです。
■手の発達
手と脳には強い繋がりがあるため、モンテッソーリでは、手の発達をとても大切にしている。思い通りに動く手を手に入れることは、その子がやがて自分の行動の主人公になっていくための大きな自信につながるため。
5カ月以降は、にぎるビーズ（玉）、組み合わせたリング、組み合わさった円盤等のおもちゃがよい。
市販のおもちゃだと、クーゲルン、PWナチュラルリング、ツインラトルなど。
7カ月頃
親指と他の4本の指を向かい合わせてしっかり持てるようになるので、トレーのついた箱とボール（落としては拾ってを繰り返す）がよい。
市販の玩具だと玉入れ。
8カ月〜18カ月頃
棒に輪を通して遊ぶ。
10カ月頃
人差し指で何でも押したがる。何かをピッタリ合わせたがる。
市販の玩具だと、フィッシャープライスゆらりンタワー
12ヶ月〜18カ月頃
親指と対向する2〜3本の指でゆまめるようになったり、意図的に握ったものを離せるようになる。
市販の玩具だとペグボックス。カラーリングのペグ遊び。
■反応の仕方
・赤ちゃんの発した音をそのまま返してみる
・赤ちゃんの喃語に対して、内容を想像して返答する
・直接的に間違いを訂正しない
猫に対してわんわん
✕違うよ、猫だよ
◯そうね、ねこだね。ね、こ。ねこがいるね。
■離乳食
離乳食にも敏感期がある。
抱っこではなく対面であげるのがよい。自立心の育成をサポートする。向かい合ってあげることで、赤ちゃんと親に距離が生まれ、別の人間なんだな、ということが意識される。
また、お皿の食べ物やスプーンが見えるので、どこから食べ物がどうやって運ばれてくるのかが確認できるようになる。
無理して食べさせるのはだめ。赤ちゃんの食べたい食べたくないという意志を尊重する。
■インテリア
子供がやりたい、をサポートできるインテリアに。
家具の背を低くしたり、台を置いたり。
