【感想・ネタバレ】糖質制限食のススメ その医学的根拠と指針のレビュー

あらすじ

著者は、北里研究所病院糖尿病センター長をつとめる第一線の糖尿病専門医。賛否両論入り乱れ、その定義づけすら曖昧であった糖質制限食について、ニュートラルな立場から医学情報を整理し、「カロリー制限」に並ぶ食事療法として「糖質制限」(低炭水化物食)を正当に位置付けた画期的な一冊です。
カロリー制限より続けやすく、美味な食事を楽しめ、治療効果が高いなど…糖尿病治療・ダイエットの新たな選択肢として急速に注目を集める食事療法の真実を、エビデンスレベル(信頼度)の高い最新研究から説き明かします。
また提唱者により、糖質の制限度合いなどに違いある糖質制限食のなかでも、著者・山田医師のすすめるのは「ゆるい糖質制限食」。量や種類を考慮すれば、ご飯ものやスィーツも食することができ、より多くの患者が実践できる可能性があります。
北里研究所病院のモットーである「楽しくて続けたくなる糖尿病治療」とも合致し、顕著な実績を挙げ続けている。こうした糖質制限食の新たなトレンドがいちはやく紹介されています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

糖尿病の治療食としての糖質制限食
食品交換表をうまく使う
ゆるい糖質制限食が糖尿病の治療に効く
なにより続けやすい

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2021年11月16日

Posted by ブクログ

ゆるい糖質制限食はカロリー制限食と比べ、おいしいから長続きする。
糖質制限食とは食事に含まれる糖質量を減らすこと。本書では、1日の糖質量を130g以下にすることを言う。
血糖値が高くならない食習慣を身につけて、一生涯続けること。
糖質だけが血糖値を上げる。

糖質とは大まかに言って、でんぷんと甘いもの。
主食。米、麦、蕎麦など穀類。
イモと名のつく食品。
野菜。調味料。
つまり、主食を減らすこと。

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2018年12月16日

Posted by ブクログ

山田悟先生のスタンスは緩い糖質制限。
糖質制限という言葉はふんわりとしたところがあり、分かりづらいということからこの先生は「ロカボ」と言う言葉を使って糖質制限の1つの定義としています。
それは1日の糖質130gまで。
これはケトン産生食を試したことがある人なら緩さを感じると思う。
しかし糖質制限を初めてやる人には切り口として最高なのかなと。
これは「糖質制限」として人体に良い影響を及ぼす科学的なギリギリの数字として有効らしいのでいいと思います。
まぁ体脂肪を減らすと言う意味では緩い糖質制限、いわゆる「ロカボ」はあまりオススメは出来ない。
何故なら緩い糖質制限は、「糖質+脂質」と言う体脂肪蓄積に素晴らしく貢献してしまう絶妙なラインだから。
体験として、緩い糖質制限をしていた時には体脂肪が中々減らなかったことも添えておきます。


しかしこの緩い糖質制限にも体脂肪を減らす作用は確実にあると思うので、自分のどうなりたいのかというゴールと照らし合わせてこの糖質制限の度合いを決めればいいのだと思いました。



・糖質を摂り高血糖になることによって血管内皮を傷付けるが、それと同時に血管内を通る脂質の状況が悪化して詰まりやすくなる。
血管内を見ると脂質が沈着しているので脂質が悪さをしている様に思われがちだけど、実際は糖質が脂質を悪者にしていた(結果的に)。

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2016年09月11日

Posted by ブクログ

糖尿病の治療として最近よく聞く糖質制限食について、科学的なデータをもとに解説した本。同時に、必要カロリーというのは、かなりあいまいなものだということがわかった。
メタボの予防も含め、炭水化物の摂取を少なくするのは効果的だと思われる。やってみよう。ただ、ランニングに影響がどの程度出るのかは興味ある。

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2016年01月30日

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