【感想・ネタバレ】擬傷の鳥はつかまらない(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

訳ありの依頼者の身分を偽装し、別人としての人生を与える「嘘の仕立て屋」を生業とするサチ。ある日、彼女のもとへ大金を持った二人の少女が訪ねてくる。その数日後、少女の一人が謎の転落死を遂げた。残された少女を守るべく、事件の鍵を握る男を探し始めるサチは、嘘と裏切りにまみれた過去からあまりに切実な「真相」にたどり着く——。ミステリ界を牽引する若き鬼才、衝撃のデビュー作。

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Posted by ブクログ

荻堂顕『擬傷の鳥はつかまらない』新潮文庫。

驚愕のクライムミステリー。全く予想外の展開に兎に角驚いた。


訳ありの依頼者へ名義を貸し、別人へと変える『噓の仕立て屋』を生業とするサチの元に大金を持った二人の少女が訪ねて来る。サチには『嘘の仕立て屋』の裏で依頼者を逃亡させる仕事も行なっていたのだ。その噂を聞いた二人の少女はサチに自分たちも逃亡させて欲しいと頼み込む。

その数日後、少女の一人が転落死を遂げた。サチは残された少女を逃亡させるべく、事件の鍵を握る男を探し始める。次第に明らかとなる驚愕の真相と命を懸けた騙し合いの果てに、サチの抱える過去と全ての真相が明らかになる。

本体価格900円
★★★★

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2025年03月24日

Posted by ブクログ

いかにも若い方が書いた本という印象ですが面白かったです。前半の品川埠頭の前まではハードボイルドで息をつかせず一気。後半は少し心配した展開の部分もありましたが持ち直して納得のフィナーレ。説明が多いのと突然突拍子もない話があったりするのがまだ作家業に慣れてない感じなのでしょうか。タイトルにもう一工夫欲しいのと表紙のデザインは出版社にもっともっと頑張ってもらいたいと思いました。

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2025年08月14日

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