【感想・ネタバレ】生け贄の花嫁【ハーレクイン・ロマンス版】のレビュー

あらすじ

“野獣”との床入りの3日間さえ乗り切れば、晴れて自由の身になれる――!

ゾーイは叔父に奴隷のようにこき使われて暮らしている。両親の死後、叔父に引き取られて財産を奪われたあとは、冷酷な仕打ちに耐えかねて逃亡するたび連れ戻され、自由などない。いつか故郷に帰って医療を学びたい。その夢だけが支えのゾーイに、野獣と呼ばれる裕福なシーク・ナディールとの結婚話が持ち上がった。ナディールは最初の花嫁を気に入らず、床入りのあと突き返したという。叔父は支度金に目が眩んだのだろう。だがゾーイに断れるはずもない。こうなった以上、婚礼の隙をついて国外脱出する以外、道はない。迎えた結婚式当日、ナディールに初めて対面したゾーイは息をのんだ。黒い瞳に黒髪の彼にみなぎる圧倒的なオーラ。この人が“野獣”……?

■叔父によって売られた不遇なヒロインの前に現れたのは、野獣とはとても思えないセクシーな花婿! 三日三晩続く婚礼の儀式の間、なんとか彼に心奪われまいと自身を戒めますが――。鮮烈な印象を残す作風で話題をさらったスザンナ・カーの伝説的デビュー作!
*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

良かった。

互いの都合と立場のために政略結婚をした二人が次第に惹かれ合い、心を通わせる物語。
結婚前は妻をお飾りのものとして離宮に追いやろうとしていたシーク、また花嫁となったヒロインも冷酷な「野獣」と評判のシークを閉鎖的な環境からの逃亡のためだけに利用しようとした。
だが、物語の最後に「運命」という名の神が二人に幸せな奇跡をもたらす。
本作は架空の物語ではあるが、古今に渡って繰り返されてきた政略結婚においても、このカップルのように幸せな結末を迎えた夫婦は実在したに違いないーと素直に思わせてくれる。

0
2025年09月28日

「ハーレクイン・ロマンス小説」ランキング