【感想・ネタバレ】プロメテウスの罠 4 徹底究明! 福島原発事故の裏側のレビュー

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Posted by ブクログ

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福島原発事故のルポルタージュ第4弾。この巻でも事故後の様々な側面が描き出される。弱者ほど避難から取り残されること、また功罪の判断は難しいが町ごと埼玉県に避難した双葉町のことなど。もっとも生々しいのは自衛隊の中央即応連隊による一連の活動だろう。私たちはそもそもそういう部隊の存在すら知らなかったのだが。高濃度の放射線の中を偵察に向かった、中央特殊武器防護隊の6人が3号機の爆発に巻き込まれて負傷、被曝。またヘリ団による3号機への空中放水など、いずれもまさに「決死の覚悟」のもとに行われた。

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2013年10月02日

Posted by ブクログ

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第21シリーズ「遠野ショック」、第22シリーズ「また年を越す」
原発事故、広範な放射能汚染、その実像が被害を被ったひとりひとりの人生を見つめることで浮かび上がる。放射能汚染が覆った地域には、たくさんの人が人生をかけ情熱を注いで作り上げてきた家業や生活があった。畜産にしろ、食品加工にしろ、その土地の自然と結びついた生産活動だけにそのダメージは大きい。一つの事故がもたらす影響が余りにも甚大、そのリスクを抱えながらも私たちはまだ原発を持ち続けるのか。
第23シリーズ「日本への不信」
米国の危機感に答え、日本政府がこの事故の収束に向けて積極的に対処する姿勢をみせるために、あの自衛隊ヘリからの放水が行われたとしたら、被曝をさせられた自衛隊員はたまらない。本当にあの時点での原子炉の冷却に効果はあったのか。
1979年スリーマイル事故について、「そのとき、対応は事業者任せで最初の1週間ほど混乱した。米国はそれを教訓に危機管理を組み立て直した。日本も同じように改善するだろう」という元米国務省日本部長ラスト・デミングの言葉。汚染水流出問題に見ても、スリーマイルよりも深刻な事態にも関わらず、”事業者任せ”で汚染の拡散を止められずにいる。反省は活かされていない。

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2013年09月17日

Posted by ブクログ

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 シリーズ第4弾。今回は障害者の避難、アメリカ・自衛隊の対応等がテーマ。自衛隊の苦労、頑張りがよくわかる。それにしてもやっぱり”情報”が大事。

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2013年10月07日

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