【感想・ネタバレ】完全版 ゴッホの遺言のレビュー

あらすじ

一枚の贋作からゴッホの最期のメッセージを読み解き、自殺の真相を鮮やかに解き明かした衝撃の日本推理作家協会賞受賞作。〈解説〉木下長宏

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Posted by ブクログ

おもしろい。
ゴッホの人生や死をその作品や書簡から読み解き、真相を明かそうとする推理小説。
ゴッホに興味ある人は、是非読んでほしい。ゴッホの作品やその生涯に関する新しい見方がみえる。

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2011年01月30日

Posted by ブクログ

現在、ゴッホの真作とされている作品に対する
著者の主張なのだが
読めば読むほど納得させられる。

「贋作」を歴史的な背景や出どころの由緒正しさで無批判に受け入れていたことを。
それを見破るくだりがまさに推理小説顔負けの面白さ。

なぜここまで言われて美術界はまだ「真作」としてその作品を扱っているのか
是非、反論を聞かせてほしいものだ。

そして著者の溢れんばかりのゴッホへの愛の大きさよ。
個人的にはあまり印象主義は好きではなかったのだけれど
読み進めるうちに引っ張られるようにして
ゴッホの人間的魅力や作品自体が持つ訴求力に
ぐいぐい惹かれている自分がいた。

美術を敬遠する人もゴッホ好きの美術愛好家にも是非読んでほしい。

タイトルに力があり過ぎて少し損をしているけれどかなり親しみやすい本ですよ。

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2009年11月04日

Posted by ブクログ

何年か前のゴッホ展で買った絵葉書が壁に貼ってあるが、たしかに「スケッチ」は、これとはずいぶん違うなあ。言われてみれば絵心のない人でも納得できるな。ゴッホ展で、部屋の再現までしてたけど、この絵の凄さは全然わかってなかったと反省。ひろしま美術館の「ドービニーの庭」も、この本読んでから見るとまた違っただろうに。帰りに買ったんだもんなー。贋作とか、自殺の原因とか、そういうことも確かに興味深くはあるけれど、そんなことどーでもよくなるほど、ゴッホの絵は人の心を惹きつけるよね。

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2014年07月13日

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