あらすじ
誰も勝たない、誰も負けない、東洋独自の循環型の文明――著者はそれを「ジャンケン文明」と呼ぶ。西洋型の近代文明は、二項対立の「コイン投げ文明」であった。だが、そこからはもう「衝突」しか生まれてこない。今こそ東アジアが、日本、韓国、中国の新しい関係を携えて、その独自の文明の豊かさを世界に発するべきではないか……。「拳の文化」をたどり、時代を読み解きながら考える、「共存」のための文明論。
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
誰も勝たない、誰も負けない、東洋独自の循環型の文明―著者はそれを「ジャンケン文明」と呼ぶ。
西洋型の近代文明は、二項対立の「コイン投げ文明」であった。
だが、そこからはもう「衝突」しか生まれてこない。
今こそ東アジアが、日本、韓国、中国の新しい関係を携えて、その独自の文明の豊かさを世界に発するべきではないか…。
「拳の文化」をたどり、時代を読み解きながら考える、「共存」のための文明論。
[ 目次 ]
1 なぜいまジャンケンか(切符売り場で考えたこと 冷たい汽車 ほか)
2 手とジャンケンの誕生(隠れたヒゲ 拳の文化史 ほか)
3 ジャンケンの構造(お地蔵さまとのジャンケン 拳と酒の関係論 ほか)
4 コイン投げ型とジャンケン型の文明(ダ・ヴィンチのジャンケン なぜ石が紙に負けるのか ほか)
5 「三国拳」の新しいアジア文明(東北か北東か アジアということば ほか)
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