【感想・ネタバレ】昭和街場のはやり歌 戦後日本の希みと躓きと祈りと災いとのレビュー

あらすじ

「はやり歌」から、明日の日本の姿が見えてくる…。
歌とともに時代を共有した「団塊」といわれるベビーブーマー世代が、エピソードを交えて描く歌謡社会文化論!
「…「はやり歌」たちは、 戦争を挟んで六十余年もつづいた「昭和」とは一体いかなる時代であったのかをあぶりだしてくれる。さらに「過去の日本」のありようだけでなく、そこからは「明日の日本」を垣間見ることができるかもしれない。今も街場の「はやり歌」たちは、そのための手掛かりとして発見されることを待っている。」(本書「まえがき」より)

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Posted by ブクログ

聞き覚えのあるはやり歌の時代背景を考証していくと世相が浮かび上がってくる
敗戦からの労働の実相
闘争に熱い思いをたぎらせ、そして敗北していく者への挽歌
かたや国家の祭りに躍る国民と、帰る故郷も失くしてしまう地方から出てきた労働力たち
共生を希求する歌がいまだに避けがたい分断を見なければならない状況
世界は何処へ行くのだろう

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2023年11月30日

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