あらすじ
卓越した武勇と揺るぎない忠義でスコットランド王ダンカンの信頼厚い将軍マクベス。しかし荒野で出会った三人の魔女の予言はマクベスの心の底に眠っていた野心を呼びさます。夫以上に野心的な妻にもそそのかされ、マクベスは遂に自分の城で王を暗殺。その後は手に入れた王位を失うことを恐れ、憑かれたように殺戮を重ねていく……。悪に冒された精神が崩壊する様を描くシェイクスピア悲劇の傑作。リズムある名訳でおくる決定版。
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Posted by ブクログ
2008年野村萬斎氏演出リーディングのための翻訳だそうで 確かにリズム感あるセリフ
下に注釈があるタイプで 舞台の動きの説明もあったりして 舞台の様子が想像できる
マクダフ夫人の息子のセリフ
シェイクスピアの人生に何があった!?
「誓いをたてる人も嘘つきも馬鹿だね だって誓いをたてる人も嘘つきもたくさんいるから みんなで正直な人をやっつけて縛り首にすればいい」
そして相変わらずマルカムのセリフ 矛盾してないか!?「だが 僕の淫蕩ぶりは底なしだ…僕はまだ女をしらぬ」
マクベス夫人が夢遊病となっているシーンの「何というため息だ」とされる
「ああ ああ ああ」はどう演じられるのだろう?気になる
注釈に有名なトモロースピーチ とあって No.6に出るシーンはこれかな?と気付く
あさのあつこ氏が参照したのは誰の翻訳だったのだろう?
今は情報量や過去作も多いので 共通した概念や言い回しはあるけれど
当時は舞台のセリフの一つ一つが新鮮だったろうなぁ。。
「明日 また明日 そしてまた明日と
記録される人生最後の瞬間を目指して(←最後の審判の事)
時はとぼとぼと毎日歩みを刻んで行く
そして昨日という日々は 阿呆どもが死に至る塵の道を
照らし出したにすぎぬ 消えろ 消えろ 束の間の灯火!
人生は歩く影法師 哀れな役者だ
出番の間は大見得切って騒ぎ立てるが
その後は ぱったり沙汰止み 音もない
白痴の語る物語 何やら喚き立ててはいるが
何の意味もありはしない」
Posted by ブクログ
『バンパイヤ』を読んだのは『三つ目がとおる』『どろろ』のあとで、それらよりも印象に強いものではなく、どちらかというと感想に困る類の作品だった。
間久部緑郎というユニークな名前の元ネタがシェイクスピアであることはコミックスの折り返しに著者自らの言葉で記されていたような気がするが、感想に困るたぐいの作品だったから、それに惹かれて原典にあたるというようなこともせず、四十年くらい経ってしまった。
シェイクスピア初心者である。どれを選べば無難なのかもわからないような。読みやすいもの、とっつきやすそうなものを探したところヒットしたので本書を選んだ。
訳の良し悪しはわからない。下剋上したけど三日天下で終わりましたというようなお話。三人の魔女とかヘカテとか登場させているが、物語の規模にそぐわない、肩透かしもいいところ。当時の世相を知らないと楽しめない類であるようだ。
訳者あとがきによれば、種本であるホリンシェッド著『年代記』において、モデルになった人物は下剋上ののち17年くらい善政をしいたとのこと。パトロンである時の権力者におもねった内容に仕上げられているということらしい。