【感想・ネタバレ】現代「ますように」考 こわくてかわいい日本の民間信仰のレビュー

あらすじ

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

不思議な民間信仰はまだまだ日本に生きている──その信念のもと、各地に生存する、生活や習俗と密着したこわくてかわいらしい願いや信心を探し歩き、民俗学や怪談研究を活かした著者独自の視点で紹介。「旅行や散歩を冒険に変える」手助けをする本です。【日常】【祭】【疫病】【死】【物語】をテーマに、神や自然、この場にいない人、あるいは未来など、見えざる対象に「〇〇しますように」と願う人間の「行為」を楽しみながら観察し、軽妙な文章で読者を不思議な旅へ誘う。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ふわっと民俗学に触れるには丁度良い本。
肩肘張らずに読める。スイスイ読める。
入門書ではきっとないけど、ここから入ってみることだって出来る、正門横、ちょっと低くなってる垣根みたい。

堅実な知識に裏打ちされた内容が、読みやすい文章の奥にちらちら見え隠れしている。
参考文献を思わずポチる。

近所の寺社、やってた祭の謂れなんかを無性に調べたくなる本。インドア派をアウトドア派にメタモルフォーゼさせる力を秘めている。

0
2025年02月20日

Posted by ブクログ

神社仏閣の由緒ある信仰とはまた別の民間信仰を採録し考察。分かりやすい例を踏まえたユーモア溢れる語り口が特徴。民俗学に馴染みがある人も無い人も関心を持って読める文章だなと感じます。第二章「オレたちもこの祭がわからない」の奇祭が特に面白かった。おすすめ本です。

0
2025年02月20日

Posted by ブクログ

この間まで縁切り地蔵の隣に住んでたのに一回も近寄れなかったことを後悔。夜這いの民俗学を読んだ後だったので、(あ〜)みたいな瞬間があった。にしても、洛中はすごいな〜。インバウンドで全然行きたいと思わなかったのに行きたくなった。

0
2025年04月24日

Posted by ブクログ

面白い題材だが、ニッチな情報を知ってて当然かのように書いているのが易しくない。
それで難解になるのを防ぐためか砕けたジョークを交えているが、それがあまり面白くなくて鼻につく。
表現の仕方はさておき、変化するのが民間信仰だというスタンスで、廃れることも肯定しているのは説教くさくなくて良かった。

0
2025年09月21日

「雑学・エンタメ」ランキング