【感想・ネタバレ】君はだぁれ?のレビュー

あらすじ

アヒルに訪れた 人生を哲学するような難問!
次々と登場する まるで人間社会さながらのキャラクター達と一緒に
楽しく そして一生懸命に でも時には ちょっと切なくもなりながら
こたえを見つけていく物語

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Posted by ブクログ

献本でいただいた1冊となります。
何とも可愛らしい“アヒル”の表紙が印象的で。

物語の主人公は、そのアヒルとなります。
根底に流れるのは“自分が何者なのか”との命題。

ビーバーから始まり、コウモリ、ツル、フラミンゴ、狼、
カモ、トカゲ、モグラ、そしてまた、狼。

などなど、様々な動物と触れ合いながら、自分を探す物語。
どこかロードムービー的な雰囲気は、個人的には好みです。

主人公がアヒルで、登場人物たちも動物と、
なんとも寓話的な内容ですが、サラッと読めました。

ただ、後書きには子供でも大人でも楽しめるとありますが、
一人で読ませるにはちょっとフワっとし過ぎているかな、と。

大学生くらいで、児童文学の素養があればあるいは、ですが、
ある程度の人生経験を積まないと、自己に投影するのは難しそうです。

ん、子どもには御伽話として、寝しなに読み聞かせるのがいいかもですね。
ある程度は噛み砕きつつ、表現も転化させながら。

 “自分が何者でもないと気づかなかったら、翼のことは思いださなかっただろう”

“幸せ”とはなんだろうと、自分らしさってなんだろうと、
そんな事をふんわりと考えさせられる、そんな一冊です。

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2014年01月08日

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