あらすじ
この本は、首都圏で念願のタワーマンションを購入した電通マン(著者)が、ある日突然マンション管理組合の理事長になってしまった――
理事長就任後、管理会社がほとんど役に立たないため、クレームやトラブルを一手に引き受けることとなるが、電通マンとしての課題解決力で任期を乗り切れるのか!?
・回したら1カ月帰ってこない回覧板
・管理費節約のために理事長自ら屋上で草むしり
・不審者侵入で延々続く防犯カメラの確認
・修繕積立金が底をつく大ピンチ
など、理事長にならないと経験できない、だけどタワマンの住民なら誰もが経験する可能性があるエピソード(すべて実話)が満載。
通常はあまり表に見えてこない「縁の下の力持ち」の世界を覗ける一冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
楽しく読みました。タワマンに住む予定はまだないですが、タワマン暮らしの良いところと大変なところを知ることができました。何より管理組合の理事長にもなると、すべきことの多さや、想像がなかなか難しい突然のトラブルなどがあり、大変だなと思いました。
中でも、修繕積立金が枯渇しそうになる問題、隣人間の騒音トラブル、ベランダ水浸しトラブル、室外機が飛ぶなど、ハラハラする場面が多く、読み応えがありました。
タワマンが建ち始めてまだそんなに時代が進んでいないため、建て替えを経験したタワマンがまだ無いということにはハッとさせられました。
これからのタワマンの新時代が気になります。
Posted by ブクログ
タワーマンションの住民なら誰もが経験する可能性のあるエピソードが満載で、理事長の苦労や喜びがリアルに伝わってきます。特に、管理会社が役に立たない中でのクレーム対応や、防犯カメラの確認作業など、理事長ならではの苦労が描かれており、共感できる部分が多いです。
また、著者のユーモアと洞察力が光る文章は、読みやすく、飽きさせません。タワーマンションの裏側を知ることができる貴重な一冊であり、タワーマンションに住んでいる方や、これから住もうと考えている方にとって、非常に参考になる内容です。
Posted by ブクログ
記憶を記録として残すことをモットーとしている電通マンが、タワマン理事長の経験をブログに記録し書籍化したもの。転んでもただでは起きない精神はさすがだ。
1,2章は常識的な話。3,4,5章は知られていないけどタワマンあるあるだろうと思える話で興味をもって読んだ。6章は〆。
諸外国のマンション管理事情はどうなのかと検索をしたら、欧米も日本と似たようなシステムがあるみたい。もっと関心が高くなったら、改めて調べなおそうと思う。
Posted by ブクログ
ありのままと言えばありのままで、「憧れの住居」の実態を率直に描いた作品。一般的に高級住宅とされていますが、住人同士の揉め事、騒音の問題、雷や水回りなど、予想もしていなかったトラブルが、実に色々と明らかになっています。 また、住人のマナーや意識が、というところも正直感じてしまいます。経済的な余裕があることと、生活における配慮は必ずしも結びつかないという現実も。