あらすじ
これは、本の未来をかけた戦いなんだ!
本が売れなくなる。
作家がおもしろい本を書かなくなる。
本屋がつぶれる。
ますます、読書をする人が少なくなる。
そういうわるいスパイラルから脱出するために––––。
読書部に所属し、自他ともに認める本好きの童夢は、校内ビブリオバトルでまさかの敗北をあじわう。相手は、放送部の吉住さくや。本はまったく読まないさくやに勝つため、童夢は読書部のライトとリオ、落語研究部のユメ丸とともに特訓を始める。一方、さくやは童夢への対抗心から、さして興味のなかったビブリオバトルに取り組みはじめる。
本のおもしろさを人に伝えるビブリオバトル、その勝者はどちらだ?
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「いいかい。本は年々、読まれなくなっている。ぼくのじっちゃんがやっている本屋『三日月書店』も売り上げがのびていない。つぶれる寸前だ。それはなぜか? いままで本好きたちは、おとなしすぎた。本のよさをアピールしないから、うもれてしまうんだ。これからは、本のおもしろさをもっともっと宣伝する必要がある。」(本文より)
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Posted by ブクログ
ビブリオバトルについてサクッと把握するのに読んでみた。
お話自体は、ビブリオバトルの醍醐味やパフォーマンスの仕方うんちくや、主人公童夢の成長と友情が描かれて、中学生の青春!て感じでよかったけれど、ライバルの優等生さくやの上から目線でちょっと失礼な性格が苦手でいまいち作品としては好きになれず・・・。
童夢の、ストーリー始めの頃の本をたくさん読んでいて知識を自慢したい気持ちも、ビブリオバトルを重ねる中気づく本が好きで紹介したいんだという純粋な気持ちも、どちらも本好きなら持っていると思う。結局は、相手がいる場合はそに相手のことを考えてどれくらいの配分でコミュニケーションをとるかが大事なのであって、本を読む・すすめる理由は人それぞれでいい!となんとなく読後に思った。