【感想・ネタバレ】闇が迫る—マクベス殺人事件のレビュー

あらすじ

シェイクスピアの〈マクベス〉上映中に起きる殺人事件。容疑者は関係者のみ。シリーズ探偵のアレン警部が不可解な謎に挑む!『闇が迫るーマクベス殺人事件』は一九八二年に死去したナイオ・マーシュの絶筆である。シェイクスピアの戯曲『マクベス』のリハーサルと上演を背景とした珠玉のミステリだ。『マクベス』に詳しい人なら舞台面が眼に浮かぶほど斬新な演出が細部まで書き込まれ、わくわくさせられる。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

シェイクスピアの戯曲〈マクベス〉の上演中、主演俳優が殺害される。作り物の首のはずが、本物の被害者の首に…。
現場に居合わせたアレン首席警視が捜査を開始する。

前半は〈マクベス〉のリハーサルが続き、出演者たちな性格や関係が描かれる。事件が起きるのは半分を過ぎてから…。ただ人間関係も割と面白いので、長い割に飽きない。
事件はなかなかショッキングな感じで面白い。

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2025年08月28日

Posted by ブクログ

アレン警部シリーズ。本作がナイオ・マーシュの遺作らしい。
とにかく徹頭徹尾、マクベスとそれを上演する役者、演出家の描写に尽くされているので、芝居に興味の無いミステリ好きはこれついていけるのか…?とちょっと心配になるレベル。どちらかというと、ナショナル・シアター・ライブとか見まくってる芝居ファンの方が本作の読者に向いてるんじゃないか?と思っていたら、解説でも筆者はそういう客層を想定していたと書いてあって納得。
私自身は芝居大好きなので、徹頭徹尾面白く読めた1冊だったんですけども。

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2023年07月21日

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