【感想・ネタバレ】前を向きたくても向けない人 過去を引きずる人の深層心理のレビュー

あらすじ

自分の人生がうまくいっていない時、多くの人は「自分を変えられたらいいな」と思うのではないだろうか。しかし、まず何を変えたらよいのか、わからない。その最適な答えを探してモタモタしているうちに、「変わりたい」という思いが薄れてしまう。それでほとんどの人はズルズルと、変われないままに生き続けている。では、何から始めるべきなのか。著者は「過去の人間関係を正しく理解する」ことから手を付けるのがよい、と言う。あらゆる意味で、今の自分は過去の集積である。それを理解しない人は、「感情は囚われに基づいている」ことに気づけず、人生を迷走するのである。被蔑視妄想の人も、被害妄想の人も同じように、自分にそのような狂気じみた空想をもたらしている過去の現実と触れ合えていないことに、本人の不幸がある。今までの人生の中で、さまざまな悩みを抱えたとき、あなたはどのように処してきたのだろうか。悩みから逃げて、悩みの原因を深く考えてこなかった人もいるだろう。悩みの原因を突き詰めて考えて解決してこなかったから、問題が起きるたびに悩み続ける不安定な心ができあがってしまったのだ。過去の不幸、不安な気持ちを理解して、心に受け入れることで、感情をコントロールする方法を学ぶ一冊。

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Posted by ブクログ

ネットでお勧めされてたから読んでみた。
「不幸は受け入れる」という言葉が繰り返されている。不幸を受け入れず見て見ぬふりをすると心の借金が溜まっていく。人はそれぞれ生い立ちも環境も考えも異なる存在である。現在の人間関係や感情は幼少期や過去の記憶と強く結びついている。したがって過去の辛い記憶を呼び起こし再び意味づけを行うことで問題が解決するのである。自分が不遇であることを受け入れたその時から幸福は始まっている。
ともすれば被害妄想的になりがちな自分にとって耳の痛くなる文章がたくさんあった。苦しい時こそ自分の境遇を受け入れる。それが前を向くということである。
良書だが大きなトラウマのある人が読むと苦しくなるかもしれない。

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2025年10月13日

Posted by ブクログ

今回のテーマは「不幸を受け入れること」かな。本文中にも何回と繰り返されていた。
相変わらず説得力があって読み応えがあった。

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2025年03月14日

匿名

購入済み

著者と似た人にとっては救いになるのではないかと思う。以上。

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2025年11月29日

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