あらすじ
人手不足で困っている経営者や人事担当者必見!
外国人はなぜ日本に来て、何を考えて生活しているのか?
日本で働く外国人の実態がわかる!
ビザを取ることだけが目的で、紹介した会社をあっという間にやめてしまう。
まったくできない仕事を自信満々で「できます」と言い切る。
突然失踪する。そして入管に捕まる。
ケンカがエスカレートして刃傷沙汰を起こす……。
本書の著者は、外国人材と人手不足の日本企業を多数マッチングしてきた人材ビジネスの専門家です。これまで累計3000名以上の外国人材の採用に関わる中で経験したさまざまなエピソードを通して、日本で働く外国人の声、外国人材を迎え入れる日本の制度、企業の意識などを解説します。
人手不足が続く日本において、外国人労働者は救世主になりうる存在です。しかし、「外国人なら採用できるだろう」という時代は終わりました。人手不足をなんとかしたいなら、外国人に選ばれる企業になるしかありません。
そのためには、まず日本で働く外国人を知ることが必要です。本書を読み通したとき、外国人雇用の認識が変わること必至の1冊です。
■目次
第1章 コンビニだけじゃない! 「日本人が嫌がる仕事」を支える外国人たち
第2章 日本人には理解不能? 外国人の文化、宗教、特殊事情
第3章 ぶっちゃけ、日本ってどうですか? 日本で働く外国人社員の本音
第4章 本当に恐ろしい「不法就労」の話
第5章 外国人材はあなたの会社を救うのか? 売り手市場の中で外国人に選ばれるマネジメント
■著者プロフィール
中村大介(なかむら・だいすけ)
株式会社ジンザイベース 代表取締役
1985年兵庫県神戸市生まれ。2008年に近畿大学経営学部卒業後、フランチャイズ支援および経営コンサルティングを行う一部上場企業に入社し、新規事業開発に従事。2015年、スタートアップを共同創業し、取締役として外国人労働者の求人サービスを複数立ち上げやシステム開発を主導。2021年、株式会社ジンザイベースを創業。海外の送り出し機関を介さず、直接マッチングすることで大幅にコストを抑えた特定技能人材の紹介を実現。このシステムで日本国内外に住む外国人材と日本の企業をつなぎ、累計3000名以上のベトナム、インドネシア、タイ、ミャンマー、バングラデシュ、ネパール等の人材採用に携わり、顧客企業の人手不足解決に貢献している。
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Posted by ブクログ
ぎじんこく5年を悪用して在留資格を得る、5年満了で厚生年金一時金を受け取って帰る、一時帰国で帰ったら戻ってこない、特定技能は日本人がやりたがらない仕事で資格を変えずに他の仕事をする違法就労、暑い国と寒い国の就労感覚、恋愛優先ですぐに辞める、など
外国籍人材なら採用できる、は大間違いで彼らに利用されている、日本の相対的な地位も下がっている。
Posted by ブクログ
外国人は、給料が高いほうに簡単に転職する。その際は、両親、親戚などの病気か、結婚を理由にする。これが日本人向けに揉めない一番の理由付けと知っている。
facebookで給料明細を見せ合う。
日本のビザはいろいろなものがある。
留学ビザは週28時間まで働ける。
技能実習は、実習だから転職は認められない。特定技能は転職できる。
宿泊分野の特定技能は少ないが、旅館にはたくさんの外国人が働いている。
「伎人国」という在留資格=昔は就労ビザと言われたもの。大学や専門学校で専門知識を収めた人。これを転用しているのではないか。
フィリピンパブのホステスはダンサーという興行ビザを転用した。
使っている方は派遣で送り込まれるから、知らないうちに違法に手を貸している。不法就労助長罪。紹介料無料で、送り出される外国人から手数料をもらうビジネス。
円安でも日本に来る理由。お金を稼ぐだけなら韓国やオーストリアのほうがいい。日本は永住資格が取りやすいから。
特定技能1号から2号にレベルアップすると実質的な永住資格が取れて、家族を呼び寄せられる。
世界の標準は、エリート以外には来ないでほしいという制度だが、日本はゆるい永住資格認定制度がある。
外国人の数はベトナム、中国、フィリピンが多い。インドネシアも増えている。
食品製造が楽だから人気が高い。
特定2号ができて、出稼ぎ派とキャリアアップ派が半々になった。
暑い国の人達は、場当たり的な発想をする=時間にルーズ、有給休暇を突然取る、気を使わない。
厚生年金は5年まで積立、それ以降は掛け捨てになる。5年になる前に辞めると一時金がもらえる。5年毎に転職する。これは外国人ならみんな知っていること。
一旦帰国させて、再入国させて再雇用をする。現行制度の場合の最適解。
送り出し機関は100万円程度の費用がかかる。最初から借金がある。毎月10万以上を浮かせて借金を返済し、終わったら仕送りをする。
外国人は家族を最優先にする=一時帰国して帰ってこない例も多い。
月給という概念がない。
なんでもできる、と自信満々に答える。
人前で怒られることを嫌う。
恋愛至上主義。
ベトナム人は殺傷沙汰が多い。
仲間と給与明細を見せ合う。
中途採用と新卒、の違い=初めて日本で働く外国人を新卒。これの定着を図ることが早道。
日本の今どきの子どもたちの教育も同じ傾向にある。
ドライバーも解禁になったが、運転が危ないので心配。
一般には勤勉である。頑張って稼ぐというモチベーションが高い。
概ね外国人は日本人と仲良くなりたがっている。
日本人と顧客の関係は理解できないことの一つ。
入管の審査は長い。2~3ヶ月。
難民申請は3回までしか認められない。
企業は、違反が摘発されると年単位で受け入れができなくなる。
伎人国ビザで、単純労働させるのは違法。5年毎のビザ更新まで審査されない。手入れは、通報から行われる。同国籍の外国人が報奨金を目的に通報するケースがある。
外国人は日本の入管制度に詳しい。バレても国外退去処分で済む、罰則は雇用者側。
外国人はコスパがいい労働力。
2027年までに技能実習制度は廃止が決まっている。
日本より韓国のほうが人気がある。台湾も給料は安いがビザ取得がかんたん。シンガポールは外国人労働者には厳しい。
どんどん仕事を任せて、細かく時給をアップする。
母数が多い国のほうが転職率が高い=情報が行き交うから。ベトナム、インドネシアは要注意。
特定2号は地方にとってチャンス。
外国人採用でも学歴は重要。2号になる時に試験が厳しい。
各国には、求職者を集めて教育して日本の人材会社二紹介する学校がある。これを通すと借金付きの外国人労働者になる。