【感想・ネタバレ】明智卿死体検分のレビュー

あらすじ

その骸は、四阿いっぱいの雪に埋もれていた。魔術による殺人と思われたが、なぜ犯人はこんな奇妙な手段で殺したのか。事件関係者は、調略に長けた軍人や京を牛耳る待徒一族、魔術の才を持つ近衛将曹ら、一癖も二癖もある人物ばかり。魔術を行使して人を殺めると、その証が術者の相貌に顕われるが、関係者にその気配はない。では、誰がなぜ、この異様な殺人を為し遂げたのか? “雪密室”を調査するのは、権刑部卿・明智小壱郎光秀と陰陽師・安倍天晴。『短編ミステリの二百年』で日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞を制した著者が、魔術が存在する“日の本”を舞台に贈る傑作長編。/【目次】明智卿死体検分/天正十年六月一日の陰陽師たち/著者あとがき/解説=大森望

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Posted by ブクログ

徳川、羽柴、織田が(たぶん交代制?)将軍で、感染症が流行ってて、牛車と蒸気機関車があり、魔術と陰陽術が融合してる世界観。明智光秀の子孫である明智小壱郎光秀と(たぶん安倍晴明の子孫の)陰陽師・安倍天晴がバディを組んで事件を解明するミステリー。なんか色々詰め込みすぎで、世界観に筆が負けてる気がしないでもないけど、軽いボリュームでそれなりにおもしろかった。本編の後に本能寺の変のお話が収録されていて、歴史改変の瞬間が読める。明智光秀推しとしては、たいへんウケた!

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2025年08月06日

Posted by ブクログ

大変面白い小説ですが、やや読む人を選ぶ作品かもしれません。本書はダーシー卿シリーズと同一時間軸上にある日本が舞台となっています。私はダーシー卿は未読ですが、それでも本書は楽しく読むことができました。世界観が少々ややこしいですが、魔法(作中では陰陽術)が絡む探偵小説として、とてもうまく構成されている作品です。

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2025年03月23日

Posted by ブクログ

なかなか面白かった。
ただ世界観の説明も含めて若干戸惑ってしまった。
でも、小ネタも含めてニヤって出来る作品でした。

2909冊
今年137冊目

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2025年05月16日

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