あらすじ
松下政経塾出身の野田首相が誕生したことは、日本の政治史上の大事件だ。国家の未来に対する熱い思いと、クリーンな新しい政治スタイルは、間違いなく日本の将来に肯定的な財産を残すが、その志だけでは日本再生は保証されない。むしろ「劣化」しているという評価が一般的である。本書では、卒業生が、松下幸之助の志に応えうる存在なのかを徹底的に検証する。野田佳彦と、その仲間たちの出世物語/地方自治体や自民党でも急速に勢力拡大/経営の神様が政経塾を創ったこれだけの謎/日本の政治と松下政経塾の30年/政治家の促成栽培という批判も/野田内閣の暫定通信簿はオール2?/松下政経塾出身者のここがダメ/日本を救える政治家を創り出すには
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Posted by ブクログ
8年前2012年の書。松下政経塾一期生で民主党最後の野田さんが、首相の頃。
この頃が松下政経塾のピークだったのかなぁ、、、巻末に第29期生までの一覧が載ってるけど、いま政界で目を見張るほど活躍してる人は見当たらない。
松下新党結成が、良かったのかも知れない。走りながら考える。足りない政策は、指摘されないと分からないから。
最後に著者が述べている、「松下政経塾出身の促成栽培された未熟な政治家」。この言葉に尽きると思う。政治家に「なる」事が目的であって、真の国家感までは教えきれないのであろう。そうでなければ、卒塾生が自民党行ったり民主党行ったりする意味がわからない。
Posted by ブクログ
八幡和郎 著「松下政経塾が日本をダメにした」、2012.2発行。タイトルに異議がw。確かに、松下政経塾出身の議員はパフォーマンスが上手だけれど軽い感じがします。でも、国民はしっかりしてるので、日本はダメにならないと思っています(^-^)。1979年に設立、募集。1980年に野田佳彦ら23人(907人が応募)が第1期生で入塾。今や、国会議員は二世、官僚、政経塾卒業生といった感じですね。でも、志はあれど政策に弱い、演説は上手だけど実行力に疑問、指導者の経験なし、出世至上主義とか弱点が。頑張って欲しいです!