あらすじ
夫婦で営む小さな小鍋屋「よろづ」は今日も賑わう。旬の食材で作られる小鍋は滋味満点。つまみにして飲むもよし、おかずにして飯をかっ込むもよし。ご近所の常連はもとより足をのばしてわざわざ訪れる者もいて、評判はうなぎのぼり。客の絶えない繁盛店になった。ある日、紙問屋の主が女将のお咲に相談をする。孫娘が飼っていた猫が行方知れずに。ほうぼう探した結果、近所の老婆に飼われていることが分かった。お金を積んででも返してもらおうとするが、老婆は頑として譲らない。果たしてどうすればいいのか、と紙問屋の主は頭を抱える。実はお咲、両親は公事宿(行政書士、司法書士のようなもの)を営んでいた。子供のころから相談事に触れてきたので、少しは知識がある。私が仲裁に入れば、事件は解決できるかも? お咲は、主と一緒に老婆のもとにおもむいた。さて、お咲が提案した仲裁案は? 美味しい小鍋と公事知識でお客の悩みをほっこり癒す!
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Posted by ブクログ
小鍋家の女将が、江戸の街に住む住人の日常の些細なお悩み事を解決するお話。家族3人の仲睦まじい姿やおいしい料理たちに、心がほっこりする。
江戸時代の設定が一味違う。この時代の質素で丁寧な暮らしっぷりが好きなんだよね。
また、主人公が小鍋家を営んでいるということで、毎日出てくる季節の小鍋が、想像してはヨダレが出てきそうになるよ。