あらすじ
プシュ。小気味いい音を鳴らして、冷えた液体を喉に流し込む。安くて手軽。気づくと、もう数本空けている。わかっちゃいるけどやめられない。じきに、酒量が増えたことに気づく。酔い方もひどい。そういえば最近、お酒のことばかり考えているような――。こうなってしまったら危ない。自分の意思では止められないアルコール依存症。その底なし沼から生還を果たすには、何が必要なのか。五者五様の人生譚と専門家の解説で紐解く。
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Posted by ブクログ
簡単に嫌なことから逃れられる飲み物があったら、手を伸ばしちゃうよな。
症状が出ても、やめられるようになるかどうかは各々の決断だなと思いました。
Posted by ブクログ
随分生々しく、グロテスクなルポタージュだな、という印象。アルコール依存症本人へのインタビューを中心に構成されているので、この世の地獄みたいな状況が他人事みたいにさらっとかかれていて、家族のことを考えると泣けてくる。
「底つき体験」の底がぶち抜けているのが本当に怖い。
ちょっと断酒を考えました。
Posted by ブクログ
5つのアルコール依存者のエピソードが収録されているが、どれも同じような話ばかり。それはつまり、アルコール依存者の行動は共通しているということだ。その意味で、酒の恐怖を知る上では有益な一冊。