【感想・ネタバレ】パノラマニア十蘭のレビュー

あらすじ

文庫で読む十蘭傑作選、好評第3弾。パリ生活小説、大戦下小説、恋愛小説、都市風俗小説、時代小説、漂流記…。「女傑」号/巴里の雨/風祭り/幸福物語/手紙/半未亡人/田舎だより/ひどい煙/重吉漂流紀聞/ボニン島物語。フェミニズムからマチスモまで、真摯にしてかつ一筋縄でいかぬ10の物語。読者の期待を裏切らない、至高の傑作小説群。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

この人の短編では「漂流もの」(昔の)っていうのがジャンルになっている感がある。阿倍仲麻呂から江戸時代まで、このジャンルに佳作多い。個人的には江戸の庶民の目で異人の風俗を100%の日本語で語るという技、これが何ともおかしい。はまってしまいます。

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2014年03月16日

Posted by ブクログ

文庫で読む十蘭傑作選、好評第3弾。ジャンルは、パリ物、都会物、戦地物、風俗小説、時代小説、漂流記の10篇。全篇、お見事。

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2011年12月12日

Posted by ブクログ

十蘭の北方史への愛着を感じる漂流もの2編の描写が実に痛ましい。舵も帆も失って数年間も流され続ける船の上で、飢え、絶望し、心身共に蝕まれていく人々。東北の大飢饉の中、新天地を求めてなお夢破れた人々。悲しくはあるけれど、精一杯生きようとした人々の夢のあとがじわっと胸にしみる。

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2012年10月15日

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