【感想・ネタバレ】ハリー・ポッターと不思議の国イギリスのレビュー

あらすじ

「ハリー・ポッター」シリーズは、わたしの生い立ち、祖先から受け継いだもの、歴史、子ども時代の夢といったものすべてを映し出す鏡のような存在です―クリストファー・ベルトン
●ハリー・ポッター誕生の背景
キングズ・クロス駅、パブリックスクール、オートミール、糖蜜タルト、ゴブリン、ケンタウルス……。ハリー・ポッターの本や映画を通して、イギリスの文 化や人々の暮らしぶりになじんだ人も多いはず。しかし、実はイギリス人は墓地や幽霊が大好き、魔法使いも日本人が考えるよりはるかに身近な存在……。そう言われてみると、ハリー・ポッターの世界もまた違った風景に見えてきます。ハリー・ポッターをはぐくんだイギリスとは実際はどんな国なのか、ロンドン生まれの著者がその歴史、文化、風土を詳細に解き明かします。
●さまざまなイギリス事情を明らかに
第7巻では17歳になったばかりのハリーが、何と「ファイア・ウィスキー」なるものを飲むシーンが登場します。イギリスの飲酒に関する法律はどうなっているのでしょうか。同じく第7巻で、逃亡生活を続けるハリーが銀色の雌鹿と出会う「ディーンの森」は実在します。古くはサクソン時代から王族が鹿狩りをしてきたと伝えられるディーンの森とは、どんなところなのでしょう。
ハリー・ポッターシリーズのさまざまなシーンに絡めて、イギリスの学校制度、パブ、気候、食事、交通機関、幽霊、魔女、伝説上の生き物など、イギリス事情を多方面から明らかにします。
●人気コラムが1冊の本に
本書は『「ハリー・ポッター」が英語で楽しく読める本』Vol.1~Vol.7の人気コラム“What's More”に加筆するとともに、新たに書き下ろしたエッセーを加えてテーマ別に再構成したものです。今回の単行本化に当たり、アーティストとして活躍中の著者の次男、ジェイミー・ベルトンがイギリスの雰囲気を見事に伝える挿絵を提供してくれました。そのイラストと写真を随所にアレンジし、ハリー・ポッターそしてイギリスが好きな人はもちろん、ファンタジー文学ファンにも見逃せない1冊に仕上がっています。

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Posted by ブクログ

2012.04.28
卒論用にって買っててずっと読んでなくて。読み始めたら止まらなくて1日で読んじゃった。
ハリポタ内に見られる、「イギリス人」ならではの視点を日本人向けに解説。文化の違いによって、あるものから連想される事はそれぞれ違うと思います、思うって言うか実際に違うよね。
常識や文化背景が違うから、本場イギリス人なら身近に感じる事柄や楽しめるジョークも、日本人には馴染みが無いから気づかなかったり。そういう事項を紹介した本。
ハリポタを分析してるって言うより、「ハリポタにこう言うのが出てくるけど、それはもともとイギリスのこういう文化を反映していて、これはこう言う起源で」って、ハリポタをきっかけとしてイギリス文化を紹介してる感じかな。
異文化好きだから、すごく勉強になった^^へー
すごく読みやすかったよ。

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2012年04月28日

Posted by ブクログ

ハリー・ポッターシリーズに出てきたイギリスの文化を紹介した本。一つ一つはコラム程度で深く突っ込んだ話はないけど、内容が多岐に渡っているので面白かった。

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2011年07月29日

Posted by ブクログ

3.6つ星ランク。
ふらりと立ち寄った本屋で衝動買い。的確にツボを突かれました。
オールモノクロで写真は少なめ、殆どが文字だけで構成されてはいますが、色んな方面からイギリスを書いてくれたのは嬉しかったです。著者がイギリス人と言うのも嬉しいところ。
「イギリス人から見たイギリス」が書かれている本は結構貴重なのです。かのマーリンについてや、「フランスとの愛憎関係」なんて文には思わず笑ってしまいました。

お菓子について触れられていたのは思いがけない収穫。
やっぱり大人はあまり糖蜜好きじゃないんだなあとw

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2009年10月04日

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