【感想・ネタバレ】認知行動療法で改善する不眠症のレビュー

あらすじ

睡眠の「あるべき姿」にこだわっていませんか? 実はその「こだわり」が、あなたを不眠症にする原因なのです! 国内に21万人もいるとされる不眠症患者。睡眠の状態に悩む人は5人に1人とも言われています。
本書では、安全で副作用がなく、薬とほぼ同等の効果がある認知行動療法により、睡眠に対する理解を深め、こだわりを正しく治して慢性不眠症を改善する方法を解説。不眠に悩む人にとって待望の1冊です!
※本作品に収録されている図表の中には、微細なものが含まれております。あらかじめご了承いただきますようお願い申し上げます。専用端末やPC、タブレット型PCで読書されることをお勧めいたします。

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Posted by ブクログ

コスパの良い本。不眠症の種類や薬のこと、心理教育として伝えておくべきことなどがまとまっており、資料作成に使えそうな内容。睡眠日誌のサンプルもあるので参考にしたい。不眠症が他の精神疾患に及ぼす影響を考えると、こうした基本的な症状はなるべく早く良くしておきたいところである。



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2023年03月08日

Posted by ブクログ

自分自身がコロナ禍以降に不眠症になり、睡眠薬に頼ったりやめたりまた頼ったりを繰り返しているため、なんとか昔にように眠れるようになりたいと思い読んでみました。

まずは不眠症とは何ぞや、みたいなところからの説明があり、睡眠薬の種類の話などが書いてあります。私が読んでいて驚いたというかそうだったのかと思ったのは不眠症はまず入眠障害から始まりだんだんと中途覚醒や早朝覚醒に悪化していくものである、との説明。
私自身も最初は入眠障害から始まったのに、気づけば早朝覚醒にも悩まされるようになってしまっていて、そうだったのか、この過程はポピュラーなものだったのか、と納得しました。

不眠症の特集は雑誌などでもよくされるので読むことが多いですが、必ず睡眠日誌をつけるように書かれていて、この本も例に漏れずに睡眠日誌をつけるようにと指示されていました。私は自分が眠った時間なんかわかるわけがないじゃないか!と睡眠日誌に否定的だったのですが、この本は厳密に時計を見て書くと不眠が悪化するから何となくで構わないと書いてあったので、とりあえず自分は2週間ほどつけてみました。つけた感想としては確かに何となくならつけられるな、という印象。だからこそあまり根拠のない日誌ではあるのですが、自分が今の睡眠に満足しているのか、眠れないことにどれくらい不快な気持ちになったかを記録するという意味では良いものだと思います。
しかしながら、この睡眠日誌最後に1週間の睡眠時間と布団にいた時間の合計を出して、自分の睡眠効率(要は満足度のこと)を出すのですが、通常の人は睡眠効率90%以上です。としか書いてないのです。ちなみに私は1週間目は78%でした。これは良いの?悪いの?普通の人のように寝れてないのだからよくはないけど、比較的マシな方なの?それともかなり悪いの?そういうことが一切書いていない。要は78%で、だから何?という状態なわけです。
通っているメンタルクリニックの先生に本を見せてあらましを説明したら、78%は普通に悪く、治療としては85%以上を目指すものですよ、と教えてもらいました。

本の著者の井上先生は不眠症治療ではかなり有名というか高名なお方らしく、この本自体の言っていることや実践方法もおかしなところはないごくごく一般的な不眠症の認知行動療法のやり方が書いてあります。しかしながら、自分一人でこの本片手に取り組むだけではおそらく不眠症は改善しないでしょう。こういう方法もある、ことを知り(本の中にある筋弛緩法も実践してみていますがいまいち効果がわからない)、不眠のクリニックにかかった方がいいかと思います。

私も睡眠薬は今のところ手放せないですし、いずれは飲まずに眠りたいと思ってはいますが、この本だけでそうなるとは思えません。信頼できるクリニック(先生)の元、こういう本があるのですが、とアドバイスをもらいながら一歩一歩やっていくしかないと思います。

追記。私は今最高でも5〜6時間しか眠れず、せめて7時間以上眠ることを目標にしたいのですが、どうも認知行動療法はそういうことではなく、6時間でもそれで生活やメンタルが安定しているのであればそれでいいじゃないかという気づきを患者に与えるものらしく、そこのところは私的にちょっと絶望ではあるのですよね。。

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2025年11月25日

Posted by ブクログ

眠りづらい性分のため手にとった本。

なんでも薬で解決するのではなく、
原因となる考え方の間違いから正していく認知療法は、以前から注目していたけれど、
この本は少し具体性に欠け、どこを読んだらいいのか最後までわかりづらかった。
唯一、筋弛緩体操は有効そうだったのでこれは取り入れようと思う。

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2012年04月18日

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