あらすじ
1966年の事件発生から半世紀を経て,23巻もの取調べ録音テープが開示された.犯人に違いないとの確信を手放さない取調官たちは,驚くべき言動を繰り返し,あの手この手で袴田を「自白」に追い込んでいく――.録音テープの綿密な分析を通じて取調室という刑事司法の闇の奥に光を当て,袴田事件の謎を解明する.
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Posted by ブクログ
紆余曲折の末、再審が開始される袴田事件について供述心理学の大家が公開された取り調べ録音テープを分析、3つの謎を提示し冤罪の可能性を指摘します。テープに録音されているやり取りは生々しく、確かに疑問はでてきますね。
人は孤立無縁と感じると無抵抗になるというのは妙に得心しました。一応の理屈はあるものの、心理学的な意見はなかなか証拠採用されないようです。