【感想・ネタバレ】奸臣スムバト(1)のレビュー

あらすじ

「寝返るぞ、モンゴルに」。――時は13世紀半ば。ユーラシア大陸に広大な領域を広げるモンゴル帝国は、ジョージア王国を飲み込もうとしていた。美貌の女王はその侵略に為す術もなく、王国内の各地の領主たちは王家を見限りモンゴルへと寝返って行く。スィウニク領主オルベリアン家もそのひとつ。だが、田舎貴族オルベリアン家には秘密があって……!? 兄エリクムとともにモンゴルの天幕へと出向いて行くスムバトは、心中にある野望を抱いていた――!? 雑誌掲載時から大幅改稿!! 稀代の物語師・トマトスープがおくる大注目の最新作!! オルベリアン家のスムバトが自分は何者なのかを探り生きた道を描く叙事詩、待望の第1巻!!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

13世紀、モンゴル帝国の侵略を受けるジョージア王国を舞台に、各陣営の思惑とオルベリアン一族の因縁が描かれる歴史漫画。
シリアスな展開が多いけれど、展開の緩急の巧みさ、主人公・スムバトや兄・エリクムの聡明さなどが良い塩梅となって、物語に入りやすかった。
次巻以降はさらに重い展開になりそうだけれど、続けて読んでいきたい。

1
2025年01月15日

Posted by ブクログ

13世紀モンゴル帝国の襲来を受けたジョージア王国。
田舎貴族オルベリアン家の次男スムバトは、己の運命を変える一歩を踏み出そうとしていた。
という歴史物語の「奸臣スムバト」開幕。

『奸臣』という呼び名を冠されているタイトル。
奸臣とは…臣下の一類型。君主に取り入り、害をなす者を指す。君側の奸。とWikipediaにあります。
スムバトが、どこにとっての奸臣となるのか。ジョージア?モンゴル?それともオルベリアン家?
一筋縄では行かない展開が期待できそうな「奸臣スムバト」。

作者のトマトスープさんは『天幕のジャードゥーガル』も描いていますが、政略謀略の歴史が好みのようですね。その汚名を被っていきた人間の中にある真実、純粋な思いというものを描いていきたいのかな。

自分の中では、聞きなれない馴染みのない舞台なので、とても新鮮でワクワクですよ。

2
2025年01月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この素直な少年が「奸臣」になるんですか!?

馴染みの少ない地域・時代のお話も分かりやすく面白く読ませられる。
人物みな生き生きとしていて、特に女ふたりの関係性が気になるなあ。

1
2025年01月08日

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