あらすじ
■「会社四季報」の達人が教える「日経新聞」のすごい読み方
「会社四季報」をすみからすみまで読みつくす著者のもう1つのすご技に、
「日経新聞」の独自の読み方がある。
毎朝、紙面をすべて読みつくし、使える記事を切り抜き、重要な箇所に赤線を引いていく。
著者はこの作業を30年近く継続している。
「日経新聞」を投資やビジネス、社会人の常識として読む人は多い。
しかし、なにげなく読み過ごしてしまう記事の中には、実は情報が多く隠されている。
そして、記事1つひとつの点を線につなげていくことによって、
投資のヒントや世の中の大きな変化を示していることに気づく。
■本書は、著者独自の「日経新聞」の読み方を通じて、
市場はどう変化しているのか、世界はどう動いているのか、
そして日本の未来はどうなっていくのかを、記事から読み解いていく。
・世界のEV市場はどうなっていくのか?
・半導体戦争で日本の位置づけはどうなっていくのか?
・世界の情報戦の意味するところは何か?
・AIは本当に市場を制するのか?
・宇宙ビジネスはどんな段階に入っているのか?
・人口増や人口減は市場にどんなインパクトを与えるのか?
・インバウンドはコロナ以前とコロナ後ではどう変わっているのか?
・日本が目指す観光立国の本当の意味とは何か?
・異常気象は私たちの生活にどう直撃しているのか?
・Z世代の活躍から未来をどう考えるのか?
・日本のマイナス金利解除で日本はどうなっていくのか?
・少子化と移民の問題は日本の国力にどう影響するのか?
・イスラエルのパレスチナ侵攻で反ユダヤ主義が台頭する世界とは?
・ユダヤマネーはこれから先、どこへ向かうのか?…など
「日経新聞」を読み解くだけ、以上のようなことがわかってくる。
■そして、世の中の変化を即座につかむことによって、
市場の変化を予測し、10倍株(テンバガー)を見つける眼力を鍛えることもできる。
そうした眼力を鍛えていただくために、
本書は記事の見出しから何が読み解けるかといった「Q&A」方式で構成している。
「日経新聞」の流れるような記事の変遷に、本紙の面白さがわかるはずだ。
ぜひ投資に、ビジネスに、就活に大いに活用していただきたい。
■目次
はじめに
・第1章 日経新聞はこう読む-独自に生み出した読み解き術
・第2章 世の中の大きな変化をつかむ「キーワード読み」
●日経新聞のキーワード探しから世の中の大きな変化を知ることができる
●EVは本当に脱炭素化に寄与するのか
など
・第3章 景気循環のサイクルで時代の変化を読む
●経済の歴史は繰り返し、そして成長を遂げていく
●ある企業の株価から、すでに日経平均4万円超えはセットされていた
など
・第4章 日経新聞から政治経済の大局を読む
●日本の国力を担う「少子化問題」と「移民政策」
●世界の富は誰が握っているのかが見えてくる驚愕的な数字
など
・第5章 テンバガー(10倍株)を探す投資観を鍛えるために
●先行指数の先の先を想像することがテンバガーを見つける条件
など
おわりに
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「会社四季報」を20年以上読み続けて、100冊以上を読破している「複眼経済塾」の代表取締役塾長も渡部清二さんの新刊。
CMで「日経、よく読む」と言っているが、日経新聞をどう活かすか。
流し読みで終わるモクモク羊との差は大きいなあ。
日経新聞を読み込む3つ視点として、新聞に「何が書いてあるか」を理解する、自分の考えをまとめる、違った見方をする。
日経新聞に書いてあることが当たる外れるで読むよりも、どんなことが書いてあるか、そして反対の見方をするとどうなるという視点が重要。
記事を読んでいくにあたってのポイントを3つ挙げている。
1.キーワード(言葉)に注目する→大きな変化や転換点に気づく
2.データ(数字)に注目する→マーケット規模を知る
3.トレンド(方向性)に注目する→景気の方向性を知る
新聞の読み方1つでいろいろなことを学べる。
Posted by ブクログ
会社四季報読破、日経新聞の切り抜き、日々の株価指標や出来事を書き留める指標ノート、が三種の神器。
「テンバガーを見つけるには、まず自分の家の近くから始めることだ。裏庭になければ、商店街や職場である」ピーターリンチ。
新聞は後ろから読む=新聞社の論調に逆らうため。
「初」に注意。
先行して高値をつける株がある。高値をつけた後、日経平均が上がっている。
遅行指数=設備投資、家計消費、給与、消費者物価など。株価の判断は先行の先行。一周遅れで遅行指数が先行指数の先行になることがある。
テンバガーは、中小型成長株か業績回復株。行政気回復株は景気循環に従うが判断は難しい。
中小型成長株こそが最良の方法、身近な小売から探す。
身近な現象を新聞でキャッチする。
Posted by ブクログ
3月に予約していたのがやっとまわってきました。選挙前に読んでおくと良いかも。政治がどうなろうがその転がった先のことを両建てしておくことが肝要というかな。
最近は選挙前に「あなたの投票すべき政党は?」みたいなのがあって、いっつもNHK党になっちゃうあたしですが、今回もまたNHK党でした。だってバラマキはいらないけれど本当にバラマく以上もらわないってことはないでしょう。年金65歳まで払わされるかもってアホくさ、来年からやめたいくらい。これまでずっとデフレだったんだから物価高はぜんぜん始まり。大学無償化なんて子供いない我々が賛成するわけがない。こうやってくとNHK党に行っちゃうんだよなぁ。
まぁ本音を言えばこれから生きるのが大変なのは2、30代の人たちなので彼らがそれなりに考えて未来をつくっていってくれたらいいんじゃね? この本もざっくり言っちゃえばそう読めなくもない。
《Z世代とは1997年以降に生まれた世代で、ミレニアル世代、X世代とは異なり、デジタルネイティヴ世代としてSNSからニュースを拾い、身近な社会問題でネット上の仲間と共感する新世代の若者たちだ。投票の力を信じる世代でもある》
ほんとかね? X世代のあたしだけど《たとえばNHKが流しているニュースは正しいと判断する世代》っておいおい。ニュースなんて誰かの匙加減で上手いこと方向づけられるんじゃね? というか若い人たちってChatGPTあたりに聞いて投票しそう。そうなるといささかヤバい。巨大資本が動いている気配がないでもない。ここ数日の極端な動きはきな臭い。
株ってこうやって妄想する時間がおもしろい。イーロン・マスクと中国がこれから競って人工衛星をうちあげるらしい。夜空はほとんどそれらの光であふれるとか。やがてはそれらが機能不全に陥り巨大な宇宙ゴミとなってとんでもない公害になる可能性は大。普通のニュースはここまでだけど日経新聞は次のように書く?
《この問題に、宇宙のゴミを回収するという事業が生まれている》
あたしは日経新聞ではないけれどWBSを見ていて10倍銘柄を2回とった。ひとつはタカラトミー。10年前にタイだかヴェトナムの子供がすげぇ楽しそうにプラレールで遊んでるの見て買った。もひとつはキャリアリンクで官公庁向け人材派遣会社。もうふたつあるけれどそれは書かないほうが精神的に良い。あとは大物政治家が主導する『ナントカ会議』に参加している聞いたこともない会社の株も要チェック。投票先テストでNHK党になっちゃう人はぜひ!