あらすじ
ある日突然、妹に婚約者を奪われ、屋敷を追い出されてしまった貧乏男爵令嬢・レイフェル。彼のため、家族のため、薬師として懸命に働いてきたレイフェルを実家の両親は迎え入れず、さらに虐げようとする。「――あぁもう我慢の限界です。」実家を飛び出し、一人で新しい人生を始めようと決意したレイフェルだけど、とある村で薬師として働くうちに、秘められた才能が発覚して――!? 天才薬師のチートすぎるセカンドライフ、開幕!
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薬師モノ
まずはお約束の様に婚約破棄から始まります。
けれど婚約破棄を言い出したアーロンは王子でも何でもなく、薬草伯爵という通り名の付いた薬屋の伯爵。
婚約者となり男爵家であるレイフェルの実家を援助してくれた彼のために身を粉にして働いた結果が婚約破棄。
しかも実の妹が暇を持て余して焼いたクッキーと美貌に絆された結果だという。
実家からも追い出され、もう二度と連れ戻されない所まで逃げようと辿り着いた国境の辺境の村で薬屋を始めた結果、今までに無い自由な気持ちを満喫します。
しかも今現在(2巻まで)まだ語られていませんが、ヒロインのレイフェルは何らかの加護を持っている様で、薬草を摘みに行けば豊作で、調合の良いタイミングで光るのを感じられたり、効能が良くなるひらめきを持っていたりします。
まぁ後は“蛇の集い”という世界規模の薬師団体の話や薬学王子との淡い恋愛、伯爵夫人の解毒騒動なんかがあったりします。
こういう系統のスカッとする薬師モノはワクワクして大好きです。
続きが楽しみです。